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いつも私と上司の間に割って入る先輩。「知らなかったの?」同僚が明かした、既婚上司と先輩の歪んだ秘密

以前働いていた職場には、なんだか妙な空気感を漂わせる二人が存在していました。
私に業務を教えてくれる先輩と、私たちの部署の責任者である上司です。この二人は日頃から不自然なほど親密で、端から見ても「少し仲が良すぎるのでは」と思える関係でした。
最初は、単に仕事上での連携が取れているだけだろうと好意的に解釈していました。
ところが、私が業務の相談などで上司のデスクに向かうと、必ずと言っていいほど先輩が横から現れ、私たちの会話に強引に加わってくるのです。まるで、私たちが会話を交わすのを牽制しているかのように。
「熱心な先輩だから、仕事の話に混ざりたいのかな」
その頃はそんな風に軽く考えており、そこまで気にはしていませんでした。
夕暮れのオフィスで感じた、奇妙な帰宅のタイミング
そんなある日の夕方、定時を過ぎた頃のことです。「お疲れ様でした」と、先輩が足早に会社を後にしました。
そして彼女が退出して5分も経たないうちに、今度は上司が「今日は私もこの辺りにしておくよ」と立ち上がり、そそくさと後を追うように退社していったのです。
たまたまタイミングが重なっただけかもしれません。しかし、妙な胸騒ぎがしました。よくよく記憶を辿ってみると、二人が同じような間隔で帰って行くのを目撃したのは、今日が初めてではなかったからです。
「もしかすると……」
自分の中で膨らみ始めた疑念を晴らすため、私は休憩室で、社内の事情に詳しそうな別の先輩にこっそりと耳打ちしてみました。
「あの、先輩と上司のことなんですけど。いつも帰る時間が同じように見えるのは、私の気のせいでしょうか?」
別の先輩がため息交じりに語った、二人の秘密
私の質問を聞いた別の先輩は、やれやれといった表情で小さく肩をすくめました。
「あら、今まで知らなかったの?タイムカードの記録を見れば一発で分かるけど、あの時差退勤、毎日の恒例行事よ」
「えっ、毎日ですか?」
「ええ。それにね、この間なんか、会社の近くの裏通りで二人が手を繋いで歩いているのを見たって噂もあるくらいだから」
その事実を告げられ、私は言葉を失いました。不自然なまでの距離の近さ、私が上司と話すたびに放たれていた先輩の牽制、そして毎日のように繰り返される計画的な退勤。
バラバラだった違和感が一つに結びつき、すべての辻褄が合いました。あれは、先輩の強烈な独占欲の表れだったのです。
しかし、事態は社内恋愛という微笑ましいものではありません。なぜなら、上司の左手薬指には、いつも奥様との結婚指輪がはっきりと輝いているからです。
二人の関係が完全な不倫であるという、職場の生々しい裏事情を知ってしまった私は、どう反応していいかも分からず、ただ静かに口をつぐむしかありませんでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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