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「去年の春に再婚したんだよ」元夫と予期せぬスーパーでの再会。元夫の指輪と、隠された「新しい妻」の正体に震え上がった日

「去年の春に再婚したんだよ」元夫と予期せぬスーパーでの再会。元夫の指輪と、隠された「新しい妻」の正体に震え上がった日
日常の買い物中の予期せぬ再会と、見逃せなかった左手の違和感
夕方、いつものように近所のスーパーで買い出しをしていた時のことです。
精肉コーナーで品定めをして顔を上げると、少し先に見知った男性の後ろ姿がありました。
まさかと思って横顔を覗き込むと、数年前に別れた元夫だったのです。
「あら、こんなところで奇遇ね」
私が声を掛けると、彼も目を丸くして立ち止まりました。
「おお、びっくりした。買い物中?」
「ええ、まあね。そっちも変わってないみたいで何より」
そんなありふれた世間話をしながらも、私の視線はある一点に釘付けになっていました。
カートの持ち手を握る彼の左手薬指に、真新しいシルバーリングが輝いていたからです。
「ちょっと、もしかして新しい恋人でもできたの?」
私は少しからかうような調子で、笑みを浮かべながら尋ねました。
離婚から数年が経過しており、彼に新しい相手がいたとしても何らおかしくはありません。
すると彼は、拍子抜けするほど淡々とした口調でこう答えたのです。
「そのうち話すつもりだった」とはぐらかす態度と、後日発覚した衝撃の事実
「ああ、実は去年の春に再婚したんだよ」
罪悪感の欠片もない、あまりにも堂々とした態度。
さらっと爆弾発言をされた私は、一瞬呼吸を忘れてしまいました。
「そうだったのね、おめでとう!……どんな方なの?」
戸惑いながらも、最初はただ純粋に祝う気持ちがありました。
しかし、すぐに黒いモヤモヤとした不満が胸の奥から湧き上がってきたのです。
「ちょっと待ってよ。うちの息子、頻繁にそっちの実家に遊びに行ってるじゃない。そういう大事なことは、事前に知らせておくのが筋でしょ」
息子は今でも定期的に面会しており、彼の実家にもよく顔を出しています。
もし新しい家族と同居しているなら、子供が急に知って混乱する前に、親として報告する義務があるはずです。
そうやって抗議したのですが、彼から返ってきたのはひどく冷淡な言葉でした。
「そのうち話すつもりだったから」
私と目を合わせようともせず、頑なに新しい妻について語ろうとしない彼。
その歯切れの悪さとよそよそしい態度に、私は名状しがたい嫌な予感を覚えました。
それから数日後、共通の友人を通じて、彼が必死に隠そうとしていた再婚相手の素性が判明したのです。
「あのね、彼の今の奥さんって……」
友人から聞かされた名前に、私は頭から冷水を浴びせられたようなショックを受けました。
なんと彼の再婚相手は、私と交際を始める前に付き合っていた元恋人だったのです。
私と離婚した後に、わざわざ昔の恋人との関係を復活させて再婚したということ。
もしかすると、私と婚姻関係にあった期間から、裏でこっそり繋がっていたのではないか。
そんな恐ろしい憶測が次々と脳裏を駆け巡り、ただただ身震いするしかありませんでした。
「そのうち話すつもりだった」
彼が足早に話を切り上げようとした本当の理由を悟り、底知れぬ恐怖と不気味さを感じた出来事でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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