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100円ショップの長蛇の列で起きた横入り事件。諦めかけた私を救済した、レジ係の鮮やかな対応

突然目の前に現れた背中!言葉を飲み込む私
週末の午後、私は近くの100円ショップで買い出しをしていました。
必要なものをカゴに放り込み、レジへ向かうと、そこにはうんざりするほどの長い列ができています。
「これは時間がかかりそう……」
ため息をつきつつ最後尾につき、暇つぶしにスマートフォンを見ようとした瞬間です。
ふわりと、見知らぬ人影が私の視界を遮りました。
ハッとして前を見ると、そこには一つの商品を握りしめた年配の男性が立っていました。
信じられないことに、私のすぐ目の前にしれっと横入りしてきたのです。
「嘘でしょ…?私、見えてないの?」
あまりの非常識な行動に、思考が停止してしまいました。
文句を言わなきゃ、と頭ではわかっているのに、逆ギレされたらどうしようという恐怖が勝り、声が出せません。
男性は私を振り返ることもなく、当然のように前を向いたまま。
結局、私は注意する勇気を持てず、ただ胸の内で腹立たしさを募らせるしかありませんでした。
悔しさを晴らしてくれた、レジでの見事な一言
少しずつ列が消化され、とうとうその割り込み男性がレジへ到達しました。
平然とした態度で商品を置き、小銭入れを探り始める男性。
「はぁ、結局このままお会計されちゃうのか……」
情けなくて下を向こうとした、まさにその時でした。
「恐れ入りますが、あちらが列の最後尾となっております」
よく響く、しかしとても穏やかな声が耳に届きました。
声を上げたのは、レジ打ちをしていた店員さんでした。
まさか指摘されるとは思っていなかったらしく、男性は驚いたように店員さんを凝視します。
「後ろでお待ちの女性のお客様が先でございます。申し訳ありませんが、もう一度列の後ろからお並びいただけますか」
店員さんは私にチラリと視線を向けた後、キッパリとした口調で告げてくれました。
その堂々とした対応に、男性はバツが悪そうに視線を逸らし、「ああ、並んでたのか」とボソボソ言い訳しながら、すごすごと列の後ろへ向かいました。
「大変お待たせいたしました、次のお客様どうぞ!」
笑顔で呼びかけてくれた店員さんに、私は「ありがとうございます!」と心からの感謝を伝えました。
私の悔しさに気づいて、毅然と対応してくれた人がいた。
その事実で胸がいっぱいになり、店を後にする頃には、私の気分はすっかり晴れやかになっていました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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