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「奨学金はあと20万で返し終わる」と約束していた夫。だが、結婚後に届いた明細に離婚を決意

「奨学金はあと20万で返し終わる」と約束していた夫。だが、結婚後に届いた明細に離婚を決意
「あと20万」を信じて結婚した日
交際していた頃、彼はいつも少しだけ肩をすぼめて言っていました。
学生時代に借りた奨学金が、あと少しだけ残っているのだと。
プロポーズの席でも、彼はまっすぐ私を見て約束してくれました。
「奨学金はあと20万で返し終わる」
あと少しで完済できるから安心してほしい。
人を疑うことを知らなかった私は、その言葉を丸ごと信じて妻になりました。
ところが結婚して数ヶ月後、郵便受けに見慣れない封筒が届きました。差出人は金融機関。開けた瞬間、私は息を呑みました。
「これ、どういうこと?残高、300万円って書いてあるけど」
問い詰めると、夫はうつむいて絞り出すように言いました。
「本当にごめん。もう一回だけ、俺を信じてほしい」
あと少しどころか、返済はほとんど進んでいませんでした。毎月ぎりぎりの生活の裏で、借金だけがそのまま居座り続けていたのです。
10年目の夜に出した一枚
それでも私は、もう一度だけ信じることにしました。けれど同じことが、何度も繰り返されただけでした。
返済に回すはずのお金は、いつの間にか消えている。ボーナスも、私が必死にやりくりして浮かせた分も、気づけば夫の手の中から溶けるように無くなっていました。問いただすたび、夫は都合よく話を作り替えます。
「今月は付き合いが多くてさ。来月こそちゃんと返すから」
「なんで俺のことを信じてくれないんだ」
そうして気づけば、結婚から10年目。
夫は何ひとつ変わりませんでした。ただ、私のほうが変わったのです。言葉の裏を読み、通帳の数字を一円まで把握し、静かに準備を整えていきました。
ある夜、私は一枚の紙を食卓に置きました。署名を済ませた離婚届です。
夫は最初、鼻で笑って取り合いませんでした。
「冗談だろ。悪かったって、な?」
けれど私が通帳と返済明細を黙って並べると、その顔から血の気が引いていきました。慌てた夫は自分の母親に電話をかけ、仲裁を頼もうとします。ところが駆けつけた義母は、事情を聞くなりため息をつきました。
「十年も嘘をついたのなら、私は庇えないわ」
味方だと思っていた母にそう言われ、夫は口を開いたまま固まりました。私はもう、声を荒らげませんでした。
「これからは、あなたのお金と私のお金を、きちんと分けます」
差し出した一枚を、夫は震える手で受け取りました。かつて私を安心させてくれた頼もしい人が、今は背中を丸め、私の顔をまともに見られずにいます。玄関で靴を履く私に、義母が黙って深く頭を下げました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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