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「毎月、25日だけは無理!」月に1度だけ会えない彼。25日の夜、彼が向かった場所にいた人物の正体とは

毎月25日だけは絶対に会わない男のルール
付き合って1年半。彼との関係は穏やかで、結婚の話もちらほら出始めていた。
ただ一つだけ、最初から気になっていることがあった。
彼は毎月25日になると、必ずこう言うのだ。
「毎月、25日だけは無理!」
営業職の彼は給与振込日と被るからと、最初は説明していた。
締め日の精算で外回りが立て込む、終電が読めない、と理由は毎月微妙に変化した。
私もはじめは納得していた。
月に一度だけ会えない日があっても、ほかは予定を合わせてくれる人だったから、特に追求もしなかった。
異変を感じたのは、彼の誕生日が25日に重なったときだ。
当日は無理だと言われ、翌日に二人でケーキを買い直した。誕生日くらいずらせるはずなのに、25日だけは譲らない。
あの日付には、仕事以外の何かが組み込まれている、とその夜から疑い始めた。
バッグに残っていた合鍵と相手の連絡先
ある25日の夜、彼の上着がうちのソファに置かれたままになっていた。
中の小銭入れに、見慣れない部屋の鍵が一つ紛れていた。
鍵には小さな手書きのタグが付いていて、女性名のイニシャルが書かれていた。
私はそれを写真に撮り、そっと戻した。
翌週、それとなく彼に問うと、しばらく黙ったあとで観念した顔で白状した。
25日に通っていたのは、5年前に別れた元交際相手の家だった。
引っ越しの片付けが終わっていないから、月に一度荷物を取りに行く、というやり取りを2年も更新し続けていたという。
荷物などとっくに残っていないことは、本人もわかっていた。
「向こうも気持ちの整理が終わっていないみたいだから、月一回会ってあげているだけ」
その言葉で、相手側の認識が私とは大きくずれていることに気づいた。私はその夜、相手女性の連絡先をメモから探し出した。
復縁デートだと信じていた相手と冷えた私の結論
連絡を入れた翌日、相手女性は迷わず通話に応じた。私が彼と1年半付き合っていると伝えた瞬間、電話の向こうで息を呑む音がした。
彼女は、毎月25日の食事と泊まりを、復縁に向けたデートだと信じきっていたという。
来月にはきちんと付き合い直す約束まで取り付けていたと、震える声で繰り返した。
受話器の向こうから大号泣が始まったとき、私の側は逆に静まり返っていた。怒りも涙も湧かず、ただ呆れだけがすっと胸に落ちた。
同じ月の同じ日付に、別の人生を2本走らせていた男だ。私の側を本命だと言い張る言葉も、もう信用に値しなかった。
その夜、私は短いメッセージを一通だけ送った。25日のことも、これからの予定も、もう自分の人生には組み込まないと伝え、合鍵を郵送で返した。次の25日、こちらから連絡を返すことはなかった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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