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「独身・年収700万以上です」マッチングアプリで会った男性の正体→AIで作った写真・既婚・子ども3人に背筋が凍った

プロフィールは「完璧な男性」だった
マッチングアプリで知り合ったある男性のプロフィールには、「独身・30代・大手企業勤務の正社員・年収700万以上・身長180cm・細マッチョ」と書かれていた。顔写真も加工しすぎていない、爽やか系のイケメンに見えた。メッセージのやりとりも丁寧だった。
(この人、普通にいい人かも。)
少し期待しながら、初めて会う日を迎えた。
待ち合わせ場所に現れたのは、明らかに50代から60代と思われる男性だった。
身長は160センチ弱、体重は70キロ近くありそうな体格。プロフィール写真とは、どこをとっても一致しない。
(この人が、本当にあの人なの?)
戸惑いを隠しながら席についた。
「AIで作った写真なんです」
間違いではないかと確かめると、相手はあっさりと認めた。
プロフィールと違いすぎると問い詰めると、男性は少し首を傾けてから言った。
写真はAIで合成したものを使っていること。実際には結婚していて子どもが3人いること。現在は仕事についていないこと。
「俺は仕事してないけど月に数万から数十万は稼いでますよ」
何の仕事なのか、その根拠も曖昧なまま話は続いた。
さらに、「家庭の生活を壊さない関係ならいい」という言葉まで出てきた。
(今、何を言われているんだろう。)
頭が追いつかなかった。
目の前にいる人物が、アプリのプロフィールと別人であることを確認してから、まだ5分も経っていない。それなのに、すでに不倫関係の提案をされていた。
「誰でも別人になれる」という恐怖
丁寧にお断りして、その場をあとにした。
帰り道、体の芯が冷えたままだった。
騙されたという怒りより、「これが普通に起きる時代なんだ」という感覚のほうが強かった。
顔写真は今や、生成AIを使えば誰でも本物そっくりの画像を数秒で作れる。
プロフィールの数字だって、書いた本人しか確かめられない。年齢も、職業も、婚姻状況も、ぜんぶ嘘にできる。
マッチングアプリで会う人が「プロフィール通りの人」かどうかを、会うまで見抜く手段はほとんどない。
そのことを、この出来事で骨身に染みて理解した。
スマートフォンの画面を開くたびに、あの男性の顔と、プロフィールの「爽やかな写真」が頭の中で重なる。背筋が冷える感覚は、あの日からしばらく消えなかった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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