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「これ、冷凍食品ですよね?」お菓子売り場に冷凍食品を戻す客を注意→「買うのをやめたので」と信じられない言い訳をする客にとった行動とは

お菓子コーナーで見かけた信じられない光景
晩ご飯の材料を買いに、夕飯時で賑わうスーパーを訪れていた時のことです。
ふと視線をやった先で、常識を疑うような場面に出くわしました。
私より少し年下に見える女性客が、あろうことか常温のお菓子売り場の棚へ、手に持っていた商品を無造作に放置して立ち去ろうとしていたのです。
「嘘でしょ…」と嫌な予感を抱きながら棚に近寄ると、そこに置かれていたのはカチカチに凍結した冷凍グラタンでした。
指先が痛くなるほどの冷たさです。
(一体どうしてこんなことを?)
こんな常温の場所に放置したら、あっという間にドロドロに溶けてしまい、売り物にならなくなってしまいます。
食べ物を粗末にする自分勝手な行動に、私の心の中では静かに怒りの炎が燃え上がりました。
私はその冷たいグラタンを素早く手に取ると、急ぎ足でその場から離れようとする女性客を追いかけました。
「あの、すみません!これ、冷凍食品ですよね?」と声をかけながら、半ば無理やり彼女の手にグラタンを握らせたのです。
周囲の視線を味方につけた「天然」のフリ
突然声をかけられた女性客はビクッと肩を跳ねさせ、ひどく気まずそうな顔で振り返りました。
「あ……いや、これ。買うのをやめたので」
謝罪の言葉もなく面倒くさそうに言い訳をする彼女。
その態度に私の怒りは頂点に達しそうになりましたが、ここで感情を爆発させても厄介なトラブルになるだけです。
そこで私は、わざときょとんとした表情を作り、「純粋に不思議がっている天然な人」を演じることに決めました。
「えっ?でも、これを常温の棚に置きっぱなしにしたら、解凍されてしまいますよね?そうなったら、もう商品として食べられなくなってしまいますよ?」
「それは……えっと……」
口ごもる彼女に対し、私はさらにたたみかけました。
「買うのをやめたって、どういう意味ですか?溶けてしまうと分かっていて、わざと関係ない場所に捨てたんですか?」
私の少し通る声に気づき、周囲を歩いていた他のお客さんたちもチラチラと不審げな視線を送り始めました。
冷ややかなギャラリーの目に耐えきれなくなったのか、女性客の顔はみるみるうちに真っ赤になっていきます。
「……っ、自分で戻します!」
彼女は逃げ出すようにグラタンを抱え込み、冷凍食品売り場へと小走りで戻っていきました。
遠くから彼女が冷凍ショーケースに商品を戻すのを見届けた後、私はホッと安堵の息を漏らしました。
非常識な行動を未然に防ぐことができ、心の中で密かにガッツポーズを作ったスカッとする出来事です。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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