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「会社の忘年会があるから行ってくるね」ワンオペ妻を放置して忘年会へ行こうとする夫。純真無垢な娘の放った一撃で顔面蒼白に

私の犠牲の上に成り立つ、夫の「当たり前」
「今度、会社の忘年会があるから行ってくるね」
夫がそう言ってきたのは、ほかでもない私の会社の忘年会当日のこと。
毎日のワンオペ育児でくたくたになりながら、自分は行けないと分かっていたその日に、夫はあまりにも当たり前の顔で報告してきました。
朝から子どもの世話、家事、仕事。それをひとりでこなしながら、同僚たちが楽しそうに忘年会へ向かう話をSNSで眺めていた夜のことです。
さらっと報告してくる夫に、思わず口が動きました。
「そうなんだ、うちの会社も今日が忘年会だったよ。行けてないけどね」
責めたかったわけじゃない。でも、黙っていられなかったのです。
何気ないひと言のつもりだったけれど、そこには積もりに積もった疲れと、ちょっとした悔しさが滲んでいたと思います。
夫は少し気まずそうな顔をしたものの、「そっか」とも言わずにその場は静かに流れていきました。
また流されるのかな、とため息をつきかけたそのとき。
幼き娘が振り下ろした、純粋無垢な正論の刃
やりとりをそばで聞いていた娘が、ふいに顔を上げました。
「お母さんは行けないのに、お父さんは行けるの?なんで?」
その声は、驚くほど澄み切っていました。悪意も嫌味も一切ない、ただ純粋な疑問。しかし、それは大人が見て見ぬふりをしている「不公平」の核心を突く、鋭利な刃そのものでした。
「えっ……いや、それは……」
さっきまで余裕の表情を浮かべていた夫の顔から、スッと血の気が引いていきます。みるみるうちに真っ青になり、口をパクパクさせる姿は、まるで陸に打ち上げられた魚のよう。
「お父さんだけズルい。お母さん、いつもお仕事とご飯がんばってるのに」
追撃の手を緩めない娘の言葉に、私は心のなかで盛大なスタンディングオベーションを送りました。
子供は親の背中を、本当によく見ているものです。
「ごめん……やっぱり、今度の飲み会は断るよ……」
消え入りそうな声で白旗を揚げた夫。娘の純粋すぎる一撃が、見事に身勝手な男をノックアウトした、最高に痛快な夜でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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