Share
一度しか会っていないのに「ブロックしてます?」と送ってきたマッチング相手の言動に背筋が凍った

気乗りしないまま応じた食事
マッチングアプリを始めたのは、友人に勧められたのがきっかけだった。深く考えずにプロフィールを眺めるうちに、一人の男性と話すようになった。
何度かチャットアプリでやり取りをしたあと、メッセージが届いた。
「よかったら、食事でも行きませんか?」
正直、そこまで気乗りはしなかった。でも「いきなり断るのは悪いかな」という気持ちが先に立ってしまい、気づけば「はい、ぜひ」と打ち込んでいた。
食事自体は特に問題があったわけではない。話題が途切れるたびに無難な話を振り合って、一時間ほどで解散した。
帰り道、「もう会わなくていいか」と静かに決めた。
返信を遅らせれば、わかってくれるはず
その後も彼からのメッセージは続いた。
「今日はどうでした?」「週末、時間ありますか?」と、途切れることなく届く。
はっきり断ることが苦手な私は、「少しずつ返信を遅らせていれば、自然と察してくれるだろう」と考えた。
半日、一日、二日と間隔を空けていき、既読をつけてもすぐには返さないようにした。
ところが彼からのペースは変わらなかった。
一日に複数回、短いメッセージが届き続けた。
「週末どうですか」「返事待ってます」「元気ですか」と、矢継ぎ早に送られてくる。
(一度しか会っていないのに、どうしてこんなに……)
そう感じながらも、まだ「そのうち止むだろう」と自分に言い聞かせていた。
届いたひと言に、背筋が凍った
返信を三日ほど止めていたある朝、スマートフォンを開くと新着メッセージが届いていた。
「ブロックしてます?」
一瞬、画面を見間違えたかと思った。
私はブロックなどしていない。ただ少し間を空けていただけだ。
それなのに、たった三日の沈黙に耐えられず、こんな言葉を送ってくるのか。
胸のあたりがざわりと揺れた。「執拗だな」という言葉が頭に浮かんだが、それよりも「この人は、私のことをどう見ているのだろう」という得体の知れない恐怖のほうが大きかった。
一度会っただけの相手が、返信のない三日間を「ブロックされた」と疑う感覚。その認識のずれが、静かに背筋を冷やした。
その日のうちに、ひっそりとアカウントを整理した。次に会う日が来なければいいと、ただそれだけを願いながら。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
登場人物から探す
テーマ・シチュエーションから探す
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事

