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「ちょっと、近すぎない?」スーパーのレジ待ちで遭遇した、距離感ゼロの人に背筋が凍った

週末の夕暮れ時。スーパーのレジは、夕飯の買い出しに来た人々で混み合っていました。
私も重くなったカゴを抱え、列の最後尾へ並びます。
献立を考えながら、ぼんやりと前の人の順番を待っていた時のこと。
ふと、背後に異様な気配。振り返るほどではないものの、自分のすぐ後ろに誰かが立っている、確かな圧迫感に襲われます。
小さな音がして、後ろの人の買い物カゴが私のふくらはぎに触れそうになりました。
逃げても縮まらない距離、背中に感じる冷や汗
(……ちょっと、近すぎない?)
私はさりげなく、一歩前へと足を進めました。これで少しは落ち着くだろう。
そう安堵したのも束の間、すぐさま背後の気配が移動してくるのが分かります。まるで磁石に引き寄せられるかのように、またぴったりと背後に詰め寄られたのです。
もう一歩、さらに数センチ前へ。しかし、私が動けば後ろの影も動く。まるで終わりのない追いかけっこのよう。
振り返って注意をしたいけれど、何だか気まずくて勇気が出ません。急いでいる様子でもないのに、なぜ頑なに距離を詰めてくるのか。じわじわと嫌な汗が滲みます。
店員さんとのやり取りまで筒抜け?プライバシーのない会計時間
ようやく私の番が回ってきました。
レジ袋の有無や、ポイントカードの確認。店員さんとの何気ないやり取りさえも、至近距離で聞き耳を立てられているような気がして、居心地の悪さはピークに達します。
スマホの決済画面を見せる一瞬でさえ、プライバシーが丸裸にされているような感覚。
心の中は「早く終わって」という叫びでいっぱいでした。
店を出て、冷たい夜風に当たった瞬間、ようやく大きく息を吐き出すことができました。
何気ない日常の買い物で、これほどまでに精神を削られるとは。
人にはそれぞれ心地よい距離があるはず。ほんの少しの思いやりがあれば、こんなにモヤモヤせずに済んだのに。
重い買い物袋を提げながら、私は何度も後ろを振り返り、誰もいないことを確認せずにはいられませんでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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