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「一言、言ってくれればいいのに」曖昧な関係のまま気づけば別の誰かに乗り換えられていた→答えの出ないモヤモヤ

「一言、言ってくれればいいのに」曖昧な関係のまま気づけば別の誰かに乗り換えられていた→答えの出ないモヤモヤ
最初は楽しかった
当時、彼とは付き合ってるか付き合っていないか曖昧な関係の中にいた。
普通ではない状況だったことは、自分でもわかっていた。
それでも一緒にいる時間は心が弾んで、会うたびに満ち足りた気持ちになれた。
でもある時期から、様子が変わってきた。
連絡が来るまでの間隔が少しずつ空いていった。
返信がくるまで1日、2日と経つようになり、会う回数も自然に減っていった。
「また忙しいのかな」と最初は思った。
仕事が立て込んでいる時期は誰にでもある。それで自分を納得させながら、短い返事を送り続けていた。
ところが、ある共通の知人から話を聞いた。相手には、別の誰かとの関係ができていたのだと。
(え、いつから?)
頭の中で時系列が巻き戻されていった。
あの返信が遅くなり始めた頃か、それとももっと前からだったのか。表情が読めない相手のことを、ずっと信じようとしていた自分が情けなくて、悔しかった。
はっきりしない状態が続いた苦しさ
後悔したのは、曖昧なまま関係を続けてしまったことだった。
冷めてきているのかどうかも、連絡が減ったのが自分のせいなのかどうかも、何一つはっきり確かめられなかった。
「一言、言ってくれればいいのに」
関係に変化が生まれたとき、一言教えてくれさえすれば、もっと早く気持ちを整理できた。
友達と気兼ねなく食事に出かけたり、休日の予定を誰かと立てたりする時間を、もっと早く取り戻せたはずだった。
それなのに、はっきりしないまま時間だけが流れていった。相手の気持ちを確認しようとするたびに、何となくうやむやな返事が来て、そのたびに自分の判断が鈍くなっていった気がする。
関係が終わったのは、こちらから決めた形だった。
でも、すでに相手の気持ちはどこか別の場所に移っていたのだろうと思うと、自分が別れを切り出す必要もなかったのかとも感じた。
しょうがないで片づけられない気持ち
時間が経つにつれて、「こういうことはよくある話なんだろう」と思うようにした。複雑な関係の中にいたのだから、割り切れないことが生じるのは自業自得とも言える。
周りに似たような経験をした人がいると聞いて、少し気持ちが楽になった部分もある。
それでも完全に割り切れたかというと、正直そうではない。はっきり言葉にしてくれなかったことへの引っかかりは、今でも消えていない。
別れ方のきれいさというのは、関係の性質に関係なく、人の誠実さの表れだと思う。どんな事情があっても、終わらせるときには一言くれてよかった。
それだけが、今も胸に残るモヤモヤだ。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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