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「ここ、座って平気?」ダンスサークルのモテ男。しかし、ふと見えたスマホの背景画面に私は戦慄した

モテ男の着席。そしてスマホ画面に映る不穏な影
私が大学でダンスサークルに入っていた頃の出来事です。
ある晩の飲み会で、サークル内でもひときわ目立つ、ルックス抜群でモテると評判の男性が私の隣にやってきました。
「ここ、座って平気?」
「ええ、構いませんよ」
爽やかな笑顔を向ける彼。しかし、私が何気なく彼のスマホに視線を落とすと、そこに見えたトーク画面の背景に思わず息を呑みました。
なんとその背景画像は、同じサークルに所属する別の女子メンバーとの親しげなツーショットだったのです。
(えっ、あの子と付き合いがあるの?)
私が内心で激しく動揺している間にも、宴会が進むにつれて彼の振る舞いはさらに度を越していきました。
「ほら、これウケるでしょ!」
「もう、やめてよー!」
驚くべきことに、彼はツーショット画像の女の子がすぐ近くの席に座っているにもかかわらず、また別の女の子とやたらと絡み始めたのです。
ボディタッチも遠慮がなく、どう見ても恋人同士のような馴れ馴れしさでした。
(あの子の目の前で、よくあんなにイチャイチャできるな…)
私はヒヤヒヤしながらその様子を眺めていました。しかし、彼の理解に苦しむ行動はこれだけで終わりませんでした。
見えない「彼女」の存在と、頭ポンポンへの冷酷な一撃
飲み会が最高潮に達した頃、彼のスマホがマナーモードで震えました。
画面を確認した彼は、口元にニヤリと笑みを浮かべてこう言い放ったのです。
「悪い、ちょっと外すわ。彼女から着信入ったみたい」
そう言って席を離れていく彼の後ろ姿を、私はただポカンと見つめるしかありませんでした。
急いで周りを見回しましたが、ツーショット画面の女の子も、先ほどまでベタベタ絡まれていた女の子も、誰一人としてスマホで通話などしていません。
(え……じゃあ、今電話をかけてきた相手は誰なの?)
人気者の彼が隠し持っていた、あまりにもルーズで奇々怪々な女性関係に、私はただただ恐怖で背筋が凍る思いでした。
それからしばらく経った、ある日のこと。
サークルの練習が終わった後、突然誰かにポンポンッと優しく頭を撫でられました。
「お疲れ。今日もすごく良かったよ」
甘い声が聞こえて振り返ると、そこに立っていたのはあのモテ男でした。
しかし、私の頭の中ではすでに「自意識過剰でとんでもなくルーズな男」という評価が定まっています。
胸がときめくことなど一切なく、馴れ馴れしく触れられたことへの嫌悪感でいっぱいになりました。
「……何のつもりですか?」
私は無意識のうちに声のトーンを地の底まで落とし、心底嫌悪に満ちた表情で彼を睨みつけていました。
「えっ……あ、いや……」
女性なら誰もが喜ぶと勘違いしていたのでしょう。予想外の冷え切った反応に、彼は目を丸くして完全に固まってしまいました。
世の中の女性全員が、あなたのことをチヤホヤするわけじゃない。
言葉に出すまでもなく、私の表情だけでその思いを彼に叩きつけることができ、本当に胸がすくような痛快な出来事でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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