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「何か気に障ることをしてしまったのかな」職場で気になっていた男性が、退職後に既読のまま返信が止まり揺れた20代

「何か気に障ることをしてしまったのかな」職場で気になっていた男性が、退職後に既読のまま返信が止まり揺れた20代
退職前の一ヶ月、毎日続いたメッセージのやり取り
職場で気になっていた男性がいました。お互いどこかで意識しているのが分かりつつも、決定的な距離は縮められないまま、約一ヶ月が過ぎていたんです。
視線が合うたびに胸の奥がざわつくのに、私からは何も切り出せませんでした。
転機になったのは、相手から声をかけてくれた仕事終わり。
コーヒー一杯を挟んで、初めて二人で一時間ほど話せた夜でした。
普段の会議では見せない、ふっと抜けた表情が新鮮で、この時間がもう少し続けばいいのにと思ってしまったんです。
その時に、彼が引っ越しのため一ヶ月後に退職することを知ったんです。
聞いた瞬間、胸の奥に小さな焦りと寂しさが同時に広がりました。
翌日には連絡先を交換し、そこからはほぼ毎日メッセージアプリでやり取りを重ねるように。
退職するまでの間に、何度かデートにも出かけました。
「またゆっくり話そうね」
退職の日、彼は穏やかに笑ってそう言ってくれました。
離れても関係が続いていく、そんな予感が確かにあったんです。
楽しかったデートのあと、突然変わった返信
退職後、私は早めに時間を作って一度デートをしました。
久しぶりに会った彼は変わらず優しくて、その日はとても楽しかった。
これからもっと関係が進んでいくのかな、と小さな期待が膨らんだのを覚えています。
帰り道の駅で手を振り合った瞬間まで、空気は確かに温かかった。
異変が起きたのは、その翌日に送ったメッセージのあとでした。
それまでテンポよく続いていた返信が、急に間延びし、やがて来なくなったんです。
既読の表示だけが、淡々と私の言葉を吸い込んでいきました。
「何か気に障ることをしてしまったのかな」
そう声に出して呟いた夜もありました。
誰にも届かない問いかけが部屋に落ちていったんです。
(飽きてしまったのかな)
不安だけが、夜ごと膨らんでいきました。完全に縁を切りたいわけでもなさそうな瞬間もあって、ふと好意のように見えるリアクションが返ってくる日もある。
だからこそ、相手の気持ちが読めないまま心が揺れ続けたんです。期待を捨てきることも、未練を手放すこともできずにいました。
後になって、親しくなるほど距離を取ってしまう「恋愛回避型」と呼ばれる人格特性があることを知りました。
彼もまた、近づきすぎた距離感に戸惑っているのかもしれない。そう考えると、責める気持ちは少し薄れました。
でも、答えは結局出ないまま。私は今も、画面を開くたびに少しだけ息を止めてしまうのでした。
送信ボタンを押せず下書きに残ったままの長文が、いくつ溜まっただろう。
そう数えるたびに、自分の片想いの輪郭ばかりが濃くなっていくんです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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