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定時で帰る私を「やる気ゼロ」と鼻で笑う残業まみれの先輩。しかし、客観的な事実を突きつけると顔面蒼白に

「えっ、もう帰宅?」残業アピール先輩からのネチネチ攻撃
「本日の業務は完了しましたので、お先に失礼いたします」
終業時刻を迎えたと同時に、私は迷わずパソコンをシャットダウンします。
用もなくオフィスに残り続けることは、どう考えても美徳とは言えません。
ところが、帰ろうとする私の背中に、今日もまたトゲのある言葉が投げかけられました。
「えっ、もう帰宅?いつも通り、仕事に対するモチベーションが低くて羨ましいな」
声の主は、毎日夜遅くまでオフィスに居残っている万年残業の先輩です。
大きなため息を吐きながらパソコンに向かう先輩のデスクには、常に処理しきれない書類がタワーのように積まれています。
単に要領が悪くて仕事が終わらないだけなのに、なぜか「夜遅くまで身を粉にしている私」に陶酔しているのです。
「やる気がない人は定時で上がれていいわね。こっちはまだタスクが山ほど残っているっていうのに」
こちらを横目で見て、小馬鹿にしたように笑う先輩。
さすがの私も、連日のように繰り返されるこのネチネチとした嫌味に、堪忍袋の緒が切れかけていました。
評価は時間ではなく結果。ド正論のカウンターで撃退
私は足を止め、ゆっくりと先輩の方へ振り返りました。
「先輩、仕事に対するモチベーションって、残業時間の長さで証明するものなのでしょうか?」
「は……?」
まさか言い返されるとは思ってもみなかったのか、目を白黒させて固まる先輩。
私は、静かなトーンで、しかし明確に現実を突きつけました。
「私は毎日定時に退社し、残業代は一切発生していませんが、先輩を上回る営業成績を収めています。それでもまだ、私にやる気がないと仰るのでしょうか」
オフィスの中が、一瞬にして静寂に包まれました。
先輩の顔が、みるみるうちに赤く染まっていきます。何か反論しようと口を動かしていますが、図星を突かれたせいで全く言葉が出てこないようです。
「プロフェッショナルは費やした時間ではなく、出した結果で評価されるべきだと存じます。明日もきっちり成果を上げるため、本日はこれにて失礼いたします」
完全に沈黙してしまった先輩を残し、私は晴れやかな笑顔でオフィスをあとにしました。
一歩外へ出ると、夜風が火照った頬を撫でていきます。すがすがしい気分で歩く家路。
明日も良い仕事をするためのエネルギーは、こういった充実した私生活から養われるのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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