Share
「もう限界、なるようになれ!」見栄と陰口が渦巻くママ友グループを無言で脱退。仲間外れを覚悟した私に訪れた想定外の結末

ブルルッ、ブルルッ。
テーブルの上のスマホが、休むことなく振動を続けています。画面を埋め尽くしているのは、幼稚園のママ友たちによるグループのトーク画面です。
「〇〇ちゃんのママ、また高級ブランドの新作着てたわよ〜」
「うちの子、水泳の選手コースに選ばれちゃって、毎日の送り迎えが本当に大変でぇ」
そこに並んでいるのは、その場にいない誰かの悪口か、巧妙に隠された自慢話のオンパレード。メッセージを読んでしまったら最後、すぐに共感のスタンプや気の利いた返信をしないと、「付き合いが悪い」と次のターゲットにされてしまいます。
家事の最中も、子どもと遊んでいる時でさえ、常にスマホの通知を気にしてビクビクする毎日。ふと気づけば、大きいため息ばかりこぼれていました。
震える手でタップした「退会」の二文字
「もう、こんな表面的な付き合いはうんざり……」
ある夜、延々と続くメッセージの波を眺めていた私は、突然自分の中の何かが切れるのを感じました。そもそも子どもの人間関係を気にして無理に合わせているだけで、彼女たちと一緒にいて心から楽しいと思ったことなど一度もなかったのです。
グループの設定メニューを開き、「退会」の文字を見つめます。
(一言もなしに抜けたら、明日の朝どんな顔をして顔を合わせればいい?子どもがいじめられたらどうしよう)
恐怖で手のひらにじっとりと汗をかきましたが、私の心身はとうに限界を迎えていました。
「もう限界、なるようになれ!」
私はギュッと目を閉じ、震える指で「退会」ボタンを押しました。その瞬間、あの煩わしかったグループ名が画面からパッと消え去りました。
失った関係と、手にした新しい居場所
次の日の朝、幼稚園への送り出しの時間。心臓をバクバクさせながら園の門をくぐりましたが、拍子抜けするほど日常は何も変わっていませんでした。
噂好きなママ友たちは、私がグループからいなくなったことなど全く気にしていない様子で、早速新しいターゲットを見つけては別の話題で盛り上がっていたのです。悲しいくらい、私という存在はその程度のものだったと思い知らされました。
「急に抜けたから驚いたよ。でもね、本当は私もあのグループから抜けたいってずっと悩んでたの」
そう言って個人的に連絡をくれたのは、以前から「この人とは気が合いそう」と密かに感じていた別のママ友でした。
煩わしい関係を断ち切ったおかげで、本当に仲良くなりたかった人との距離が縮まるという思いがけない展開。顔色を伺う必要がなくなった今、私のストレスは綺麗さっぱり消え去りました。
静かになったスマホを見るたびに、あの夜の決断は絶対に正解だったと、晴れやかな気持ちで実感しています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
ほかの小説も読む
登場人物から探す
テーマ・シチュエーションから探す
結末から探す
最も人気の短編小説
もっと見る >スカッとする短編小説
もっと見る >モヤモヤ短編小説
もっと見る >ゾッとする短編小説
もっと見る >LINEの短編小説
もっと見る >実体験をもとにした短編小説
もっと見る >恋愛トラブル
もっと見る >ハラスメント
もっと見る >金銭トラブル
もっと見る >
浮気・不倫
もっと見る >迷惑
もっと見る >仕事のトラブル
もっと見る >非常識
もっと見る >LINE誤爆
もっと見る >思わず気持ちが晴れた「スカッと」
思い出しても背筋が凍る「ゾッと」
その感情を、物語にしませんか。
GLAMでは、あなたのリアルな体験エピソードを
お待ちしています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事

