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「後でチャチャッと送りますから!」締め切り破りの常習犯に冷静な最後通告をした結果、別人のような爆速対応になった話

「直しといて」と丸投げする無責任男
以前、社内の重要なプロジェクトで、他部署とチームを組んで業務にあたることになりました。
私の役割は、各部署から提出されるデータを集約することです。重要なポジションを任されたと意気込んでいたのも束の間、すぐに頭を抱える事態に陥りました。
その原因は、別部署のある男性社員でした。
彼はとにかく、仕事のペースが極めてルーズだったのです。毎回のように締め切りギリギリになってからデータを送ってくるだけでなく、中身はミスだらけ。結果として、こちらで大幅な修正を余儀なくされていました。
「ここの数値に誤りがあるようです。次回以降は提出前にご確認いただけますか?」
今後のためを思い、できるだけ穏便にお願いをしたのですが、彼の反応はいつも飄々としたものでした。
「あー、悪い悪い!そっちでよしなに修正しといてくれない?」
反省の色は全くなく、さらりと受け流されて終了です。私ばかりに尻拭いをさせられる日々に、腹立たしさとストレスはどんどん蓄積していきました。
淡々と事実を突きつけた日、そして劇的なビフォーアフター
そして迎えた、ある日の出来事です。いよいよ全体の取りまとめ期限が目前に迫っているというのに、またしても彼からの提出物が届きません。
チャットで催促しても既読がつかず、焦燥感に駆られた私は、直接彼のいるフロアへ確認に向かいました。
そこで目に飛び込んできたのは、到底信じがたい光景でした。
なんと彼は、同僚とコーヒーを飲みながらヘラヘラと談笑していたのです。私とバッチリ目が合うと、悪気すらない笑顔でこう言い放ちました。
「あー、例のデータね! 今ちょっとバタバタしてて。後でチャチャッと送るから待ってて!」
その瞬間、私の中で張り詰めていた糸がプツンと切れるのを感じました。
「このままですと、プロジェクト全体のスケジュールに遅れが生じます」
爆発しそうな怒りを腹の底にぐっと沈め、私は彼の目を真っ直ぐに捉えて、静かに言い渡しました。
「本日中に『ミスのない』データを頂けない場合は、スケジュール遅延の明確な理由として、この現状をそのまま部長にご報告いたします」
声を荒げることなく、ただ冷徹に事実のみを宣言しました。すると、彼の顔からスッと血の気が引き、あっという間に真っ青になったのです。
「わ、わかりました! 今すぐやります!」
彼は血相を変えて自席に飛び戻り、すさまじい勢いで作業に取り掛かりました。そしてわずか一時間後、不備が一切ない完璧なデータが納品されたのです。
後日、プロジェクトは無事に次フェーズへと進み、部長からも「最近は進行管理がとても行き届いているね」と評価していただきました。これまでの鬱憤が嘘のように晴れ渡った、清々しい瞬間でした。
あの日を境に、その男性社員は別人のように締め切りを厳守するようになりました。確認作業も丁寧になり、今では頼れるパートナーとして活躍しています。
怒鳴りつけたわけでもなく、ただ起きるであろう事実を伝えただけ。それだけで人間の態度はここまで変わるものなのかと、驚きつつも密かに笑ってしまった出来事です。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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