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「これ俺がまとめた案」と私の資料を横取りしていた同僚。だが、同僚が欠席した日、私の逆転劇が始まった

「これ俺がまとめた案」と私の資料を横取りしていた同僚。だが、同僚が欠席した日、私の逆転劇が始まった

資料だけ先に持って入る同僚

グラフィックデザインの会社に転職して3年目のことだ。同じチームに、私が夜遅くまでかけて作った資料を毎回持ち出していく同僚がいた。

自分ではほとんど資料を作らない。それなのにクライアント向けの会議になると、私のスライドを抱えて先に入室し、堂々と切り出すのだった。

「これ俺がまとめた案で」

説明の流れも、資料に込めた意図も、すらすらと語る。

私はその後ろで黙って座っているだけだった。

上司の口から出る評価は、いつもその同僚の名前とセットだ。「あの案、面白かったね」「あの切り口はよかった」。資料を作った私の名前は、一度も出てこなかった。

揉めたくなかった。自分から「私が作りました」と言い出すのも角が立つ気がして、そのまま3年近く流し続けた。

急休した朝、一人で会議室に立った

転機は突然来た。大きめのクライアントへの提案会議の当日、その同僚が体調不良で急に休むと連絡が入ったのだ。

代わりに私が説明することになった。

資料はもともと自分で作ったものだから、迷うことは何もない。

前日の夜に流れを整理し直し、当日の朝、いつもどおり会議室に入りスライドを開いた。

説明が進むにつれ、上司の表情が変わっていくのが分かった。

途中で何度か確認の質問が飛んできたが、背景の経緯も、数字の根拠も全部答えられた。

なぜその方向性にしたのか、競合との比較をどう整理したのか、言葉が自然に出てきた。

会議が終わったあと、直属の上司が近づいてきて短く言った。

「ここまで考えて作っていたとは、知らなかった」

業務分担が静かに変わった日

その後、上司から話し合いの場が設けられた。私がこれまでどの案件をどこまで担当してきたか、チームの実態を改めて確認したいという内容だった。

具体的に説明するうちに、見えていなかった業務の流れが整理されていった。

話し合いの数日後、役割分担が見直され、私が担当する案件については私が説明の場に立つことが決まった。

あの同僚が以前のように私の仕事に口を挟んでくることは、それ以来ほとんどなくなった。

黙って続けてきた3年間のことは、今でも少し複雑な気持ちで思い出す。あの朝一人で立ったことが、この職場での立場をようやく自分のものにした瞬間だった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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