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「もう少しだけお金貸してくれない?」別れた後も続いた元彼からの相談。引っ越しを機に全てをブロックして得た静かな解放感

「もう少しだけお金貸してくれない?」別れた後も続いた元彼からの相談。引っ越しを機に全てをブロックして得た静かな解放感

頼れると思っていた相手の実態

40代のはじめ、同い年の男性と付き合いはじめた。

同じ年に生まれた安心感というのか、話していて楽で、しっかりしているように見えた。

仕事もそれなりにしていると聞いていたし、会話のテンポも合った。

ところが付き合いが深まるにつれ、実情が少しずつ見えてきた。

借金を抱えていることを、さりげない会話の中で知った。

驚いたけれど、当時の自分には「自分が支えになれるかもしれない」という気持ちもあった。距離を置くより、一緒にいることを選んだ。

異変に気づいたのは、しばらく経ってからだった。泊まりの翌朝、財布の中身がなんとなく減っている。

最初は自分の勘違いだと思った。でもそれが続くうちに、確かめるようになった。財布の中を意識して確認すると、やはりお金が少なくなっていた。

問い詰めることはできなかった。でも答えは出ていた。

信頼していた相手が、ずっとそういうことをしていたのだと、静かに認めるしかなかった。

気づいた上でも、しばらくは踏ん切りがつかなかった。

別れた後も続いた連絡

別れを告げた。

長い話し合いにはならなかった。

彼は最後まで否定も肯定もしなかった。

ただ黙っていただけ、でも終わりにはならなかった。

数週間後、メッセージが来た。

「もう少しだけお金貸してくれない?」

無視した。また来た。少し文面を変えて、また来た。

事情を説明する長い文章の末尾に、必ずお金の話が出てきた。

着信も増えた。別れた相手からの連絡が、日常の中に居座り続けた。

断っても、返信しなくても、消えなかった。

存在を忘れようとするたびに、通知が届く。

それだけで、気力が削られていった。

友人に相談しようとしたが、恥ずかしくて言い出せなかった。

新しい住所から始めた日

引っ越しを決めたのは、仕事の都合だった。

でも連絡先を全てブロックする口実になると気づいたとき、正直、ほっとした。

新しい部屋で荷ほどきをしながら、通知のない静けさを初めてまともに感じた。

怒りよりも先に、疲れていたのだと気づいた。別れた後もずっと引きずっていた重さが、住所を変えただけでようやく軽くなった。

後悔が残らないわけではない。

でも、縁を断ち切った選択は正しかったと今も思う。

財布のお金より、自分の時間と気力のほうが、ずっと大切だった。あのとき踏み出せなかった自分も含めて、ようやく過去になった。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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編集部

日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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