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「お金はいらないよ」誰も楽しめなかった合コンを1次会で切り上げた日→割り勘費を断って帰った時の葛藤

お金はいらないよ誰も楽しめなかった合コンを1次会で切り上げた日→割り勘費を断って帰った時の葛藤

人数合わせで参加した合コン

「人が一人足りないんだけど、来てもらえない?」

友達の彼氏からそんな連絡が来たのは、ある平日の夜だった。週末に合コンをセッティングしたものの、女性の参加者が一人足りなくなってしまったらしく、急きょ声をかけてきたのだ。友達への義理もあったし、何より困っているのを無視できなかった。

正直、乗り気ではなかった。その週は仕事で疲れていたし、知らない人との食事が得意なわけでもない。それでも友達のためにと思って、人助けのつもりで承諾した。当日の服装を考えながら、心の中では「一次会だけにしよう」と決めていた。

当日、指定された居酒屋に向かうと、男性は四人。女性は私を含めて三人だった。挨拶をして席に着いたものの、最初から何かがぎこちなかった。

全員の表情が語っていた

男性陣のうちの一人が、隣に座った女性にずいぶん積極的に話しかけていた。その二人はすぐに打ち解けたようで、食事が始まってしばらくすると、ほぼその二人だけで会話が進んでいく流れになった。

残りのメンバーは、無難な話題をつないでいたものの、盛り上がるには至らない。

出身地の話、仕事の話。当たり障りのない会話が続いたが、誰も核心には踏み込まなかった。

お酒が入っても、笑いが起きても、どこかよそよそしい空気が続いた。隣を見ると、他の女性も似たような顔をしていた。

(全員あまり楽しめていないな。)

1次会が終わったとき、幹事の男性が「二次会どうしますか」と言った。

しかし誰も「行こう」と声を上げない。少し間があってから、自然と解散の流れになった。

帰り際、男性側が申し訳なさそうに「割り勘のお金、いくら?」と声をかけてきた。

「お金はいらないよ」

そう言って断って、駅へ向かった。代金を受け取ったところで釈然とはしないし、今夜の疲れを誰かのせいにしたいわけでもない。それに人助けのつもりで来たのだから、対価をもらうのも違う気がした。

家に帰ってからも、なんとなくもやもやした気持ちが抜けなかった。

仲良くなれなかったとか、時間が無駄だったとか、そういう言葉には当てはまらない。

ただ、盛り上がりようのなかった空気と、誰も「行こう」と言い出さなかった二次会の沈黙が、しばらく頭のすみに残っていた。

楽しくなかったとは言いたくないし、人助けでよかったとも思う。それでも「なんで行ったんだろう」という気持ちが、しばらくそこにあった。今ではもう笑い話にできるけれど。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。

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