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「実は結婚しているんですよね」食事中に告白した男性→最初の違和感を無視した自分にモヤモヤが残った30代の本音

「実は結婚しているんですよね」食事中に告白した男性→最初の違和感を無視した自分にモヤモヤが残った30代の本音
やりとりは穏やかで、会う気になれた
マッチングアプリを始めて数か月が経ったころ、ひとりの男性とマッチングした。
アプリ上でのやりとりは話題が広く、明るい雰囲気で会話が弾んだ。
趣味のことや日々の出来事など、押しつけがましさもなく自然に続いた。
最初は半信半疑だった。
マッチングアプリで知り合った相手と実際に会うのは、私にとって初めてのことだったからだ。
でも、数か月やりとりを続けてみて、変なプレッシャーもなく、無理なく話せる相手だという印象が積み重なった。
だから会ってみようと思えた。
それが数か月続いたころ、直接会うことになった。
選んだのは落ち着いた雰囲気のレストランで、当日の男性は写真通りで印象も悪くなかった。話し方も穏やかで、最初の数十分は楽しかった。
ただ、食事が進むにつれて、スマートフォンを頻繁に確認する姿が気になった。会話の途中で視線が手元に落ちる。確認するたびに表情がわずかに曇る。大きな違和感ではなかったが、何かが引っかかった。
あのとき、その違和感に正直に向き合えばよかったと今では思う。でも当時の自分は「仕事の連絡かもしれない」と自分に言い聞かせて、流してしまった。
デザートが来る前に、告白された
デザートを注文した後、男性がわずかに前のめりになって口を開いた。
「実は結婚しているんですよね」
続けて「家庭はうまくいっていないんですが」と言い添えた。声は穏やかで、悪びれる様子はなかった。まるで天気の話でもするように。
一瞬、言葉が出なかった。数か月、毎日のようにやりとりを続けてきた相手が、既婚者だった。それを、初めて会った席で告げてくる。プロフィールには書かれていなかった。やりとりの中でも一度も出てこなかった。
(なぜ今まで黙っていたのか)
怒りというより、ゾッとする感覚が先に来た。この人は最初から何を考えて連絡を続けていたのだろう。その問いが頭の中をぐるぐると回った。
「もうお会いすることはございません」
声が震えないように気をつけながら、はっきり告げた。男性は少し驚いた顔をしたが、引き留めることもなかった。席を立ち、そのまま店を出た。
帰り道、何度も振り返った。断れたことへの安堵は確かにあった。でもそれより大きかったのは、最初に覚えた違和感を流してしまったことへの後悔だった。
そのモヤモヤが、今もずっと残っている。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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