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「君の職場は楽でいいね」婚活で出会った大病院勤務の男が店員に横柄な態度→現金を置いて先に席を立った

初デートで止まらないマウントの言葉
婚活パーティーで知り合った相手と、ある週末に初デートに出かけました。
都内有名大学病院に勤める30代後半の男性で、肩書きだけ見れば申し分のないスペック。会場では物腰も穏やかで、純粋に楽しみにしていたんです。
レストランに入って数分。
彼は自分の経歴と職場の話を一方的に進めていきました。
担当してきた症例の件数、付き合いの広さ、年収の話まで、こちらが質問する隙もありません。
私が言葉を挟もうとすると、ちょうど被せるようにこう続けたんです。
「何の仕事してるかって本当に大事だよね」
口調は柔らかいのに、まるで採点でもしているような視線でした。
職業を聞かれて答えると、頷きながらこう返してきました。
「君の職場は楽でいいね」
(あ、この人はずっとこの調子なんだ)
笑顔で受け流しつつ、心の中で帰る決意がじわじわ固まっていきました。
グラスの水を飲むタイミングまで、彼の話のペースに合わせなければいけない空気が流れていたんです。
店員さんへの態度で確信した瞬間
料理が運ばれてきたタイミングで、彼の声色が一段と低くなりました。
注文と少し違う部分があったらしく、運んできた店員さんに対して、信じられないほど横柄なクレームを始めたんです。
「ちょっと、これどういうこと?普通、確認するよね」
店員さんはきちんと頭を下げ、すぐに作り直しを申し出ていました。
それでも彼は溜息を重ね、わざと聞こえる声で文句を続けています。
私の中でゆっくり何かが切れた音がしました。
カバンから財布を出し、自分の食事代に少し色をつけた現金をテーブルの端に置きました。そして、できるだけ静かな声で告げたんです。
「お金は置いていきますので、ゆっくりしていってください」
彼の口が、半分開いたまま止まっていました。私は店員さんに小さく会釈して、そのまま店を出ました。
後日、彼からメッセージが届きました。
あんな態度は失礼だ、と詰めるような文面でした。
私は短く一言だけ返したんです。
「マナーの欠如は、どんなスペックでも消えません。お元気で」
送信を確認して、すぐにブロックしました。
スマホの画面が静かになった瞬間、長く緊張していた肩がふっと下りたんです。肩書きより、人としての姿勢。
その軸を譲らなかった自分に、静かに小さくスカッとした夜でした。婚活はまだ続きますが、選ぶ基準だけはぶらさずにいよう。そう決められた夜にもなりました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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