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「ちょっと聞いてくれる?」から始まるママ友の子供自慢。あえて大絶賛すると、場の空気が一変

マウント気質のママ友から飛び出した突然の自慢
「ちょっと聞いてくれる?うちの子、もう掛け算をマスターしちゃったみたいなの」
児童館のプレイルームで子どもたちを遊ばせていた時のことです。隣にやってきたママ友が、出し抜けに話し掛けてきました。
彼女は普段から隙あらばマウントを取ってくるタイプ。私は内心で「また始まったか」と大きなため息をつきました。
「昨日なんて、お風呂場に貼ってある九九のポスターを見つめながら、一人でスラスラ暗唱してたの。まだこんな年齢なのに、本当に先が思いやられちゃうわ」
困っているような口ぶりとは裏腹に、その表情はあからさまな優越感で満ちています。周りにいた他のママたちも引きつった笑いを浮かべ、場にはなんとも言えない気まずい空気が漂っていました。
普段の私なら「へえ、すごいね」と適当に聞き流すところです。しかし、この日の私はいつもとは少し違いました。
怒涛の大袈裟リアクションで形勢逆転!
「ええっ!?嘘でしょ、天才じゃないですか!」
私は意図的に声を数トーン高く張り上げ、これ以上ないほど目を丸くして彼女を見つめ返しました。
「ちょっと待って、この年で掛け算!?信じられない!凄すぎる!」
勢いあまって立ち上がり、バチバチ!と部屋中に響き渡るほど大袈裟な拍手を送ります。プレイルーム内の他の親子たちも、一体何事かとこちらへ一斉に視線を向けました。
私が満面の作り笑いで囃し立て続けると、ママ友の顔からみるみるうちに余裕が消え去っていきます。
「あ、いや……そこまですごいわけじゃ……」
プレイルーム中の注目を一身に集めてしまった彼女は、すっかり顔を真っ赤にしてしどろもどろになり始めました。どうやら、私のあまりにも度を越した持ち上げっぷりに、自分自身の発言が急に恥ずかしくなってしまったようです。
「そうですか?でも本当にものすごい才能ですよ!また新しいことができるようになったら、絶対に一番乗りで教えてくださいね!」
私がダメ押しとばかりに最高の笑顔で念を押すと、彼女は逃げ出すようにそそくさとその場を離れていきました。
その一件以来、彼女の口からうんざりするような自慢話を聞かされることはパッタリとなくなりました。マウントを取ってくる相手には、ただ聞き流すよりも「相手が引くくらい全力で神輿を担ぎ上げる」のが最強の撃退法のようです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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