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「昔付き合ってた子、モデル級の子でさ」マウント全開の高スペック男性→自分の分だけ払って笑顔で退店した初デートの結末

「昔付き合ってた子、モデル級の子でさ」マウント全開の高スペック男性→自分の分だけ払って笑顔で退店した初デートの結末
「前の彼女はモデル級だった」初デートから続くマウントの嵐
マッチングアプリで知り合ったその男性は、プロフィールの時点から高スペックを匂わせる書き方が目立っていた。
年収、学歴、趣味のスポーツ歴。それぞれの項目に細かい補足がついていて、自己アピールへの熱量が伝わってきた。
でも、それだけなら普通のことだと思っていた。
実際に会ってみると、想像の上をいく展開が待っていた。
待ち合わせ場所に現れてすぐ、彼は「昔付き合ってた子、モデル級の子でさ」と話しはじめた。
レストランへ向かう道中も、注文を終えた後も、料理が運ばれてくるまでの間も、話題は自分の過去の恋愛、仕事の実績、交友関係の広さへと次々に移り変わった。
こちらが何か話そうとするたびに、気づけば話が彼自身のことに戻っていく。
相槌を打ちながら、私の中の何かが静かに冷めはじめていた。
楽しい時間になるはずだったのに、気持ちの置き場がなくなっていく感覚だった。
(この人と次があるかどうか、もうわかったわ)
そう思いながら、お茶を一口飲んだ。
「まずかったから出しといて」その一言で、すべてが決まった
ランチを終えて、レジへ向かうタイミングだった。
店員さんがレシートを持ってきたとき、彼はこちらをちらりと見てこう言った。
「ここのランチ、まずかったから出しといて」
一瞬、意味を整理する時間が必要だった。
まずかったからこちらが払え、という理屈が、普通に成立していると思って言っているのだろうか。
私は一秒考えて、穏やかに答えた。
「そうなんだ。じゃあ、味に満足した私が自分のお昼代だけ払うね」
財布を出して自分の分だけ先払いし、店員さんにお礼を言った。
彼が何か言いかけていたけれど、私はそのまま立ち上がり、軽く笑顔を向けて言った。
「お口に合うお店、次は自分で見つけてね」
それだけ言って、退店した。
後ろを振り返らなかった。外に出た瞬間にスマートフォンを開いて、アプリのブロックボタンを押した。
操作しながら、妙にすっきりしていた。
休日の午後がまるごと無駄になるところだったけれど、切り上げた分だけ自分の時間が戻ってきた。
遠慮して付き合い続ける必要はなかった。早く気づいてよかったと思った。
マウントの言葉には、黙って受け取らなくていい。自分の分だけ払って、笑顔で立ち去る。それが私にとっての答えだった。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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