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「SNSは俺がチェックするから」初対面の食事中に放たれた束縛宣言→マッチングアプリで会った男に走った冷気

「SNSは俺がチェックするから」初対面の食事中に放たれた束縛宣言→マッチングアプリで会った男に走った冷気
メッセージで好印象だった年上の男性
30代の私がマッチングアプリで知り合った男性は、写真も穏やかそうで、メッセージのやり取りもとても丁寧でした。
趣味の話、休日の過ごし方、これまでの仕事の話。価値観も近そうで、初めて会う約束を交わすまでに、二週間ほど穏やかなやり取りが続いたのです。
待ち合わせは、土曜の夜のレストランの前。
少し緊張しながら時間ぴったりに現地へ着くと、男性はすでにスマートフォンを片手に立っていました。
私が会釈をして近づいた瞬間、彼は私の頭から足元までをすっとなぞるように見て、こう口を開いたのです。
「写真と違うね」
気軽な冗談ですらない、はっきりとした上から目線の声でした。
私は咄嗟に作った笑顔のまま、店内へと案内されました。
席に着いてからも、雰囲気は変わりません。私の話を二言三言で遮っては、自分の年収、自分の仕事のポジション、自分が普段つるんでいるという顔の広さの話。
彼の口から出てくるのは、ほぼ全部が自分の自慢話でした。メッセージでは丁寧だった人と、目の前にいる人が、まるで別人に思えました。
食事の途中で落ちてきた束縛宣言
料理が運ばれてきて、ようやく彼の独演会が一段落したかに見えた頃です。
グラスに口をつけた彼が、こちらを正面から見て、当然のような口調で言いました。
「俺と付き合うなら、男友達は全部切ってね。SNSも俺がチェックするから」
声のトーンには、お願いも提案も含まれていません。すでに付き合うことが決まっていて、その先のルールを通達されているような言い方です。
「SNSは俺がチェックするから」
同じ言葉が、追い打ちのように耳の奥でもう一度鳴りました。
(この人、本気で言ってる)
背中に冷たい汗が滲みました。
まだ食事を始めて30分も経っていません。
今日が初対面で、私たちは付き合うどころか、まともに会話すら成立していないのです。
それなのに、男友達もSNSも、相手の許可制になることが既定路線として語られている。
私は静かにナプキンをテーブルに置き、できるだけ落ち着いた声で告げました。
「価値観が合わないので、失礼します」
彼は驚いた顔のまま固まり、何も言いませんでした。私は会計を済ませて、振り返らずに店を出たのです。
駅までの道のりは、怖さと怒りでひざが震えていました。
それでも、付き合ってから、結婚してから、あの本性が出てこなくて本当に良かった。早めに分かって良かったと、いまでは胸を撫で下ろしています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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