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「ついでにうちの子もお願い!」運動会に念願の一眼レフを持参した私をタダ働きさせようとするママ友。満面の笑みでピシャリと断った結果

雲一つない秋晴れに恵まれ、いよいよ小学校の運動会当日を迎えました。
私はこの日のために、ある秘密兵器を用意していました。
それは、長年欲しかった一眼レフカメラです。
我が子の頑張る姿をどうしても高画質で残したくて、夫と話し合い、思い切って手に入れました。
首元で揺れるピカピカのカメラからは、我が子の決定的な瞬間を逃すまいという私の並々ならぬ気合が伝わるはずです。
「絶対にいい表情を収めるわよ!」と意気込んでいた、その矢先でした。
親しくもないのに馴れ馴れしく近づくママ友
「えーっ!何それ、すごく立派なカメラ!」
後ろから大きな声で声をかけてきたのは、同じクラスに子どもがいるママ友でした。
普段はすれ違えば挨拶をする程度で、そこまで親密な間柄ではありません。
しかし彼女は私のカメラを目ざとく見つけると、ニヤニヤしながら一気に距離を縮めてきたのです。
「それ、一眼レフでしょ?羨ましい!うちはスマホだから、遠くで走ってる姿なんて全然綺麗に撮れなくて」
「わかります、スマホのズーム機能だと限界が……」
私が当たり障りのない返答をしようとした瞬間、彼女の口から信じがたい言葉が飛び出しました。
「ねえ!それならさ、うちの子の出番のときも一緒に撮影してよ!後で画像をLINEで送ってくれればいいから!頼んだよ!」
悪気のない笑顔で、まるで私が快諾して当然とでも言うような態度です。
その言葉を聞いた途端、私の腹の底でフツフツと怒りが沸点に達しました。
高額なカメラを買うのにどれだけ決心が必要だったか、そしてこの良いポジションを確保するために早起きして場所取りをした苦労を何だと思っているのでしょうか。
完全に私を「タダで使える便利屋」と勘違いしています。
図々しいお願いは即座にお断り!私のスカッとする反撃
「あれ……もしかして、嫌なの?」
私が黙り込んでいると、彼女は怪訝そうな顔で覗き込んできました。
ここで適当に濁してしまえば、来年以降もカメラ係にさせられるのは火を見るより明らかです。
私は手元のカメラを強く握りしめ、彼女の顔を正面から見据えました。
そして、負けないくらいの作り笑いを浮かべて、はっきりと告げました。
「ごめんなさーい!私、カメラ初心者だから自分の子を見失わないようにするので手一杯で!他のお家の子まで上手に撮る自信なんて、これっぽっちもないの。ご期待に添えずごめんね!」
声はあくまで明るく努めつつ、断固として引き受けないという意志を込めました。
「あっ……そ、そう……わかったわ……」
きっぱりと拒絶されたママ友は、顔をこわばらせて逃げるように自分の席へと帰っていきました。
遠ざかる彼女の背中を見つめつつ、私は心の中で大勝利のガッツポーズ。
他人の努力や財力をタダ乗りしようとする人に、これ以上付き合う必要はありません。
その後は誰にも邪魔されることなく、レンズ越しに我が子の勇姿を存分に記録することができました。
真っ青な空の下、念願のカメラに収めた子どもの生き生きとした表情は、何よりも眩しかったです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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