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「長男夫婦は1年に1回も帰ってこない」義両親の世話を一手に担う私のモヤモヤがいつまでも晴れない理由

三兄弟の次男と結婚した私
夫は三兄弟の真ん中、次男だ。
結婚を決めたとき、義両親の老後については正直あまり深く考えていなかった。
長男がいるのだから、いざというときはそちらが中心になるだろうと漠然と思っていた。
でも現実はそうならなかった。
義兄夫婦は数年前、義姉の実家がある地方へ移住した。
「向こうに根を張る」と言っていた。
義弟は離婚を経て、別の地方でひとり暮らしを続けている。
結果として、義両親の近くに住んでいるのは私たち次男夫婦だけになった。
持病を抱えて年金で生活する義両親には、定期的な通院への付き添いも必要で、重い荷物を伴う買い物も一人では難しくなってきた。
身の回りのちょっとした修繕や急な体調変化の対応も、気づけば私たちの役割になっていた。
子どもを預かってもらうこともあるし、お世話になっているのは確かだ。
だから面倒を見ること自体に不満はない。
義両親は感謝してくれているし、悪い関係でもない。それでもふとした瞬間に、頭の中に引っかかることがある。
労いの言葉も、帰省も届かない
義兄夫婦からの連絡はほとんどない。
義両親の様子を気にする電話も来なければ、メッセージアプリで一言入るわけでもない。
年に一度帰省するかどうか、というペースで、その間は義両親への関わりがほぼ途切れている。
「長男夫婦は1年に1回も帰ってこない」
そのことを夫に話すとき、私は努めて穏やかに伝えるようにしている。
責めているわけではないし、こちらが引き受けてもいいとすら思っている。
ただ、何かひと言あれば違う気がする。「大変だね」「いつもありがとう」そのくらいでいい。
金銭的な援助を期待しているわけでもない。
ただ、同じ親族として少し気にかけてほしいと感じてしまうのは、わがままなのだろうか。
通院に付き添う帰り道、義両親が「息子たちが近くにいてくれて助かる」と言ってくれる。
その言葉は嬉しい。
でも、その助けを実際に動いて担っているのが嫁の私であることは、どこかで透明になっている気がする。
正解は分からない。
自分がやっていることに意味はある。
義両親も夫も助かっていると思う。それでも心のどこかに、小さなモヤモヤが残り続けている。
今日も義母の病院の予約を確認しながら、うまく折り合いをつける言葉を探している。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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