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「妻と子供がいて、今妊娠中なんだ」関係を持ったあとに切り出された衝撃の告白→誕生日プレゼントに仕込んだ復讐とは

褒め上手な年上男性の正体
独身だった頃、私はマッチングアプリで一回り年上の男性と知り合いました。会うたびに私の話をよく聞いてくれて、髪型を変えれば気づき、仕事の愚痴までうんうんと頷きながら聞いてくれる人でした。
「あなたみたいに芯のある女性、なかなかいないよ」
仕事帰りの居酒屋で、彼はそう言って私の手をそっと取りました。同年代の男性にはなかった落ち着きと余裕に、私はすっかり気を許していたのです。
何度かのデートを重ねて、私たちは付き合うことになりました。彼は休日にも頻繁に連絡をくれて、独身の四十路にぽっかり空いていた寂しさを埋めてくれる存在でした。
関係を持った日の帰り道、駅のホームで彼が急に立ち止まりました。
「実はさ、ちゃんと話しておきたいことがあって」
言いにくそうに目を伏せた横顔に、嫌な予感が走ります。電車の発車メロディが遠くで鳴っている中、彼は声を絞り出すように静かに口を開きました。
「妻と子供がいて、今妊娠中なんだ」
頭の中が真っ白になりました。耳の奥で人の話し声がぐにゃりと歪んで聞こえます。
騙されていたショック。そして、自分が知らないうちに不倫の片棒を担いでいたという二重のショック。立っているのがやっとでした。
(私、何ヶ月も誰かの旦那と会ってたんだ)
奥さんの顔も知らないのに、ずっしりと重い罪悪感が体の真ん中に落ちていったのです。
誕生日プレゼントに込めた静かな反撃
家に帰って、まず目に入ったのは数日前に買っておいた彼への誕生日プレゼントでした。包装紙に包まれた、お気に入りの店で選んだ服。
箱を開けて、私は化粧台から一番香りの強い女性用の香水を取り出しました。服の全体に、たっぷりと吹きつけます。
「これを着て家に帰ったらいいよ」
そう言って渡したとき、彼は何も気づかず嬉しそうに受け取りました。私は穏やかな笑みを返して、それきり何も言いませんでした。
数日後、彼から短いメッセージが届きました。
「香水とかつけた?」
私は表情を変えず、ひと言だけ打ち返したのです。
「つけたけど、何かあったの?」
それから彼からの返信はありません。
その夜、知らない番号から暴言が書かれたメッセージが届きました。
たぶん奥さんなのでしょう。私は彼に関わるすべての連絡手段を、その場で全部ブロックしました。電話も、メッセージアプリも、SNSも。
あれから何年も経ちますが、彼から連絡が来たことは一度もありません。
胸の奥に残ったのは、後悔ではなく、静かに引いていく潮のような清々しさでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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GLAM Lifestyle Editorial
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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