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「ねえ、今日も一緒にクエスト行こう!」気さくで優しいゲーム友達。しかし、別の友人から告げられた「深入りしないほうがいいよ」という忠告の真意とは

「ねえ、今日も一緒にクエスト行こう!」気さくで優しいゲーム友達。しかし、別の友人から告げられた「深入りしないほうがいいよ」という忠告の真意とは
見えない素顔
オンラインゲームの世界で知り合った、よくパーティーを組む女の子。
「ねえ、今日も一緒にクエスト行こう!」
「いいよ、すぐ準備するね!」
いつも明るく声をかけてくれて、ログインすれば必ず誘ってくれる彼女に、私はすっかり気を許していました。
そんなある日のこと。別のフレンドがログインしていたので、彼女と一緒に挨拶に向かいました。
ところがその直後、彼女のキャラクターが前触れもなくログアウトしてしまったのです。
(あれ? 回線落ちかな?)
不思議に思いつつ、残されたフレンドに挨拶をすると、思いがけない言葉が返ってきました。
「あのさ、今の子と仲いいの?」
「うん、最近よく一緒にパーティー組んでて」
「……私の知り合い、あの子に相当やばい目に遭わされてるんだ。あまり深入りしないほうがいいよ」
突然の忠告に、私は言葉を失いました。
(あんなに人当たりがいい子なのに、嘘でしょ……)
フレンドの言葉をにわかには信じきれず、私はその後も彼女との交流を続けました。
しかし、次第に小さな違和感が積み重なっていくことになります。
「あいつホント無理、ありえない」
SNSを覗くと、ゲーム内の愛想の良さとは別人のような攻撃的な書き込み。
コロコロと変わるアカウント。「空気悪いから抜けるね」と、自分の機嫌次第で急にいなくなる自分勝手な振る舞い。
点と点が繋がった日
そして、ついに決定的な出来事が起きました。
数人のメンバーで集まって、一緒にイベントを攻略する約束をしていた日のことです。
約束の時間になっても、彼女だけが集合場所に現れません。
他のメンバーは揃っていたため、私たちはそのまま予定通りにプレイを始め、時間になって解散しました。
するとその直後、彼女から凄まじい怒りに満ちたメッセージが飛んできたのです。
「なんで私を置いて勝手に遊んでるの!?」
「少し遅れたくらいで、誰か一人くらい呼びに来てくれてもいいんじゃないの!?」
全く身に覚えのない、自己中心的な罵倒。こちらが事情を説明する隙すら与えられず、一方的にフレンドから削除されブロックされてしまいました。
あの日、別のフレンドが口にした「深入りしないほうがいいよ」という言葉。
その真意を、私は身をもって理解することになりました。
最初の印象が良すぎたせいで、私はあえて不自然な点から目を逸らしていたのです。
彼女は自分の都合で周りを振り回してトラブルを起こし、自分が不利になると全てを他人のせいにして、アカウントを捨てて逃げる……関わってはいけない厄介な人物でした。
思い返せば、警告のサインはいくつも転がっていたのに。
自分が直接被害に遭うまでは、どこか他人事だと思っていた自分がいたのでしょう。
顔も本名も知らないオンラインの人間関係。その底知れぬ難しさと恐ろしさを、痛いほど味わった出来事でした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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