Share
「おい、こっち詰まってるから向こう行って!」不機嫌な先輩のキツい指示。態度は最悪なのに、言っていることは的確だった

「おい、こっち詰まってるから向こう行って!」不機嫌な先輩のキツい指示。態度は最悪なのに、言っていることは的確だった
威圧感たっぷりのオーラと、容赦ない言葉の刃
私の働く職場には、全身から「不機嫌」のオーラを放っている30代の男性パートがいます。
雇用形態は私と同じ期間の定めがあるパートですが、彼のほうが2年先に働いている先輩です。
彼の放つピリピリとした空気は、遠目に見ただけでも「怒っているな」と察知できるほど。
通路を歩くときはガニ股気味にズンズンと足早で進み、朝礼の際も足を大きく広げ、眉間に深いシワを刻んで腕を組んでいます。
「今日も朝から機嫌が悪そうだな……」
彼の姿が視界に入るたび、私は内心ヒヤヒヤしています。
自分の担当業務だけ黙々とやっていればいいものを、彼は常にフロア全体に目を光らせ、鋭いダメ出しを飛ばしてくるのです。
ある日のピーク時、彼が足音荒く私のそばにやってきて、こう言い放ちました。
「おい!こっち詰まってるから、向こうに行って!」
それはまるで、こちらを見下すような冷ややかな口調でした。
カチンときた私は、心の中で反論します。
(『ここが混雑してきたので、あちらのサポートに入ってもらえますか?』って、どうして角が立たない言い方ができないんだろう……)
指示の内容はともかく、相手への気遣いは微塵も感じられません。
仕事の連携というより、頭ごなしに文句を言われているような気分になります。
反論できない「正論」が、さらにモヤモヤを加速させる
「だから、ここはこう処理してって言っただろ?」
「どうしてその順番で手をつけるわけ?」
毎日のように投げつけられる、棘のある言葉の数々。
悔しいことに、業務の進め方として彼の指摘は間違っていないのです。ぐうの音も出ないほどの正論です。
(言っていることは正しいけど、あの言い草はどうにかならないの……?)
的確な指示ゆえに言い返すこともできず、私の中には行き場のないモヤモヤとした重たい感情が蓄積されていきます。
最近では、シフト表に彼の名前があるのを確認するだけで、出勤前からどんよりとしたため息をついてしまうほどです。
ふと冷静になって周囲を観察してみても、彼が他のスタッフと和やかに雑談している姿は一度も見たことがありません。
もしかすると、彼には他人を攻撃しようという明確な悪意があるわけではなく、ただ単に人とのコミュニケーションを円滑に進めるのが絶望的に下手なだけなのかもしれません。
「まあ、ああいう不器用な性分なんだろうな」
そう自分自身を納得させて、今日も私は彼の威圧的な態度と刺さるような言葉を、なんとか心の中で右から左へと受け流すのです。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事

