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夏休みの「自由研究」はもともと国語・算数と並ぶ教科のひとつだった!1947年に誕生してわずか5年で消えた戦後教育の歴史
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夏休みの「宿題」になる前、自由研究はれっきとした「教科」だった
「今年の自由研究、何にしよう」と頭を悩ませた経験は誰にでもあるはずです。
夏休みの宿題として定着している自由研究ですが、文部科学省の学習指導要領をのぞいてみると、もともとは国語や算数と並ぶ「教科のひとつ」だったことがわかります。
その歴史は1947年(昭和22年)にさかのぼります。
戦後の教育改革の中で生まれた自由研究は、わずか5年ほどで教科から姿を消しながら、形を変えて今も学校教育に息づいています。
1947年、国語・算数と並ぶ「教科」として誕生
文部科学省「学習指導要領 一般編(試案)」によると、自由研究は1947年度から小学校に新設された教科のひとつです。
社会科・家庭科とともに、戦後の新しい教育課程に登場した3つの新教科のひとつとされています。
小学校4年生以上を対象に、年間70〜140時間が割り当てられていました。
「児童の個性によっては、一定の学習時間ではその活動の要求を満足させることができない」という考えのもと、子どもそれぞれの興味・関心を伸ばすための時間として設けられたとされています。
内容は今でいう自由研究とは少し異なり、書道や工作・スポーツなどの「クラブ活動」、当番や学級委員としての仕事なども含まれていました。
5年ほどで教科から消え、「教科外活動の時間」へ
しかし自由研究は、1951年(昭和26年)の学習指導要領の改訂によって教科から外されます。
Wikipediaによると、教科としての自由研究は「5年間ほど」の短命に終わり、名称は「教科外活動の時間」へと改められました。
クラブ活動・総合的な学習の時間として今も生きている
教科としての自由研究はなくなりましたが、その精神は形を変えて受け継がれています。
Wikipediaによると、小学4年生以上のクラブ活動や、2003年度施行の学習指導要領から設けられた「総合的な学習の時間」が、その系譜にあたるとされています。
そして夏休みなどの長期休業中に出される「自由研究」の宿題も、同じ流れをくむものです。
教科から宿題へと姿を変えながら、子どもの探求活動を大切にする考え方は今も続いています。
まとめ
自由研究はもともと1947年に国語・算数と並ぶ教科として誕生し、5年ほどで廃止されました。
その後はクラブ活動・総合的な学習の時間・夏休みの宿題へと形を変えながら、子どもの個性を伸ばすという考え方は今も受け継がれています。
参考
・文部科学省「学習指導要領 一般編‐試案‐(抄)(昭和二十二年三月二十日)」
・Wikipedia「自由研究」

GLAM Entame Editorial
編集部
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