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「え、そうだったの?」夜空に揺れるオーロラが緑や赤に光る理由、あの神秘の色の裏に潜む意外な仕組みのからくり

オーロラの色には、ちゃんと理由があった
夜空にゆらめく緑や赤の光、オーロラ。
神秘的な光景ですが、あの色は偶然に生まれているわけではありません。
JAXAや国立極地研究所の解説をのぞいてみると、太陽から届く小さな粒と地球の大気が織りなす、なかなかドラマチックな仕組みが見えてきました。
出発点は、太陽から届く小さな粒
オーロラの正体は、太陽から飛んでくる電気を帯びた小さな粒が、地球の大気とぶつかって生まれる光です。
この粒の流れは「太陽風」と呼ばれていて、地球が持つ磁石のような力(地球の磁場)に沿って、北極や南極の周辺へ流れ込んでいきます。
そして上空およそ100〜300kmあたりで、空気中の酸素や窒素にぶつかり、光となって輝くというわけです。
緑や赤の違いは、光る高さや空気の成分で決まる
では、どうして色がいろいろあるのでしょうか。
それは、ぶつかった気体の種類や、光る高さによって、出る光の色が変わるからです。
代表的なのが、酸素原子から出る緑(波長557.7ナノメートル)と、同じく酸素原子から出る赤(波長630.0ナノメートル)。
同じ酸素でも、高さや状態が違うと別の色になります。
一方で、電気を帯びた窒素分子(イオン)にぶつかると、青や紫に近い光が出ます。「神秘の色」と呼ばれている光のひとつひとつに、それぞれの理由があるわけです。
2024年5月、日本でも赤いオーロラが見えた
オーロラといえば北極圏の話、と思いがちですが、2024年5月には日本各地で赤やマゼンタ(赤紫)色のオーロラが観測されました。
国立極地研究所が日本全国から寄せられた写真を解析した研究によると、このときのオーロラはなんと高度1,000km以上で発光していた可能性が高いとされています。
大きな磁気嵐によって通常より高い高度まで舞い上がった窒素分子のイオンが太陽光を受けて青く光り、低緯度オーロラ特有の赤い光と混ざり合ったことで、マゼンタ色の光につながったといいます。
まとめ
太陽から届いた小さな粒が、地球の大気とぶつかり、夜空に光を生み出す。ロマンチックなオーロラの裏側で起きているのは、酸素や窒素の細やかな反応でした。ニュース映像や旅先でオーロラを目にしたとき、緑なら酸素、青や紫なら窒素、と頭に浮かべてみてください。神秘的な光のひとつひとつに、きちんと名前のついた主役がいるのです。
参考:国立極地研究所「2024年5月に日本に現れたオーロラの色の謎を解明」

GLAM Entame Editorial
編集部
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