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40代女性が『盛る美容』を手放し始めた理由。300人調査で見えた「美容観」の変化とは
INDEX

「最近、がっつりメイクをする気になれない」「ハイヒールを履くのが億劫になってきた」。
そんな感覚、40代になってから覚えがある方も多いのではないでしょうか。
それは単なる手抜きでも、美容への関心が薄れたわけでもなく、もしかしたら「自分にとって本当に大切なこと」に気づき始めたサインかもしれません。
GLAMでは今回、40代女性300名を対象に「SNS疲れ」と「美容の価値観シフト」に関する意識調査を実施。
調査から見えてきたのは、「諦め」ではなく「賢いシフト」をしている40代女性たちのリアルな姿でした。
【調査概要】
調査対象:40代女性
調査方法:インターネット調査
有効回答数:300名
アンケート実施期間:2026年5月20日~2026年5月25日
40代女性の約7割が「SNS映え疲れ」を実感
SNS映えや他人の目を気にすることへの疲れは、40代女性にどれほど広がっているのでしょうか。
20代・30代の頃と比べた変化を聞いたところ、こんな結果になりました。

【アンケート結果:20代・30代の頃と比べて、SNSでの「映え」や「他人の目」を気にすることに疲れを感じますか?】
非常に感じる 23.7%(71名)
あまり感じない 22.3%(67名)
全く感じない 8.3%(25名)
「映えるために頑張る」ことへの疲れ
「非常に感じる」と「やや感じる」を合わせると208名(69.3%)。
約7割の40代女性が、SNS映えへの意識に何らかの疲れを感じていることが分かりました。
20代・30代の頃は当たり前だった「映え」への意識も、40代になると負担に感じる場面が増えているようです。
「いいね」の数を気にしたり、写真映えのために何度も撮り直したりと、本来は楽しむための時間が「SNSに載せるための時間」になってしまう。
そんな感覚に疲れを覚える女性が少なくないことがうかがえます。
「頑張って映える」ことに違和感を覚え始めた
注目したいのは、この「疲れ」が単なる消耗ではないという点です。
多くの40代女性にとって、それは「もう他人の目のために頑張らなくていい」という気づきへとつながっています。
20代・30代は、仕事でも美容でも「もっと頑張らなければ」という意識が強かったけれど、40代に入ると、そのエネルギーの向け方が少しずつ変わってくるようです。
「映えるために頑張る」ことへの疲れは、裏を返せば「自分が本当に大切にしたいことは何か」を問い直すきっかけでもあります。
SNS映えへの疲れが、自分自身の美容観を見直すきっかけになっていたことが、この後の設問からも見えてきます。
「綺麗に見られたい」より『自分が心地よい』へ
SNSへの意識の変化は、美容の「目的」そのものにも影響を与えていました。
過去10年間で美容にかける目的がどのように変わったかを聞いたところ、約4人に3人の40代女性に変化が見られました。

【アンケート結果:過去10年間で、あなたの「美容にかける目的」はどのように変化しましたか?】
トレンド(流行)を追いたい → 「自分に似合うもの・本質」を重視するようになった 29.3%(88名)
特に変化していない 21.0%(63名)
その他 4.3%(13名)
「他人に綺麗と思われたい」から「自分が心地よくいたい」へ
最も多かったのは「他人に綺麗・若く見られたい」から「自分が心地よく過ごしたい」への変化で45.3%でした。
「トレンドを追いたい」から「自分に似合うもの・本質を重視するようになった」と合わせると224名(74.7%)と、約4人に3人の40代女性が美容の目的に変化を感じていることが分かりました。
「誰かに綺麗だと思ってもらうため」から「自分が鏡を見て気分よくいられるため」へ。
この変化は、数字として見るとかなり大きなシフトです。
若い頃の美容は、どこか「他人の視線」を意識したものだったかもしれません。
職場で、デートで、SNSで、常に誰かに見られることを前提にメイクをして服を選んで体型を気にしていた。
でも40代になると、その意識が少しずつ変わり、「誰かのために綺麗でいる」より「自分が心地よくいられる」ことの方が、ずっと大切だと気づいていきます。
これは「諦め」ではなく、賢いシフト
大切なのは、この変化が「もう美容に力を入れない」という諦めではないという点です。
美容の目的が「他人のため」から「自分のため」に変わることで、むしろ自分に本当に合ったケアを選べるようになり、流行に振り回されず自分の肌や体の状態に向き合えるようになります。
浪費が減り、本当に効果のあるものにだけお金と時間をかけられるようにもなるでしょう。
40代女性たちの美容観のシフトは後退ではなく前進であり、「他人のための装飾」をやめて「自分の心と体を満たすケア」へ向かっていくプロセスといえるのかもしれません。
40代女性が意図的に「やめた」美容習慣
美容の目的が変わると、日々の行動にも変化が表れてきます。
40代になってから意図的に「やめた・引き算した」美容やファッションの習慣を複数回答で聞いた結果がこちらです。

【アンケート結果:40代になってから、意図的に「やめた・引き算した」美容・ファッションの習慣はありますか?(複数回答可)】
完璧にカバーする厚塗りファンデーション 47.7%(143名)
まつ毛エクステ・過度なアイメイク 33.0%(99名)
派手なネイルアート(ジェルネイル等) 24.7%(74名)
他人の目を気にした過度なダイエット(食事制限) 18.0%(54名)
特にやめたものはない 13.3%(40名)
約9割が何かをやめていた。その内訳とは
「やめた習慣あり」と答えた方は86.7%。
約9割の40代女性が、何らかの美容・ファッション習慣を意図的に手放していることが分かりました。
最も多かったのは「痛みを伴うハイヒール」(55.0%)で、次いで「完璧にカバーする厚塗りファンデーション」(47.7%)が続きました。
どちらも「他人から見てどう映るか」を意識するあまり、自分の体や肌に負担をかけてきたアイテムです。
ハイヒールは、足が痛くても「脚が綺麗に見えるから」と履き続けてきた方も多いはずです。
厚塗りファンデーションも、シミやシワを隠したくて重ねてきたけれど、ふと鏡を見たら逆に老けて見えたという経験に心当たりがある方もいるのではないでしょうか。
「無理に盛らない」選択が広がっている
これらを「やめた」ことへの後悔の声はほとんど見られず、むしろ「やめたら楽になった」「自分に似合うものが分かってきた」という声が目立ちました。
「足すことで美しくなる」という発想から「引くことで自分らしくなれる」という発想へと変わることで、「他人のために無理する美容」を手放した先に、自分の心地よさや自信が生まれていることが伝わってきます。
かつては「やめること=手抜き」と感じていた方も多いかもしれませんが、今の40代女性にとって「盛らない選択」は、自分を大切にするための積極的な判断になっているようです。
「外側を飾る」から「土台を整える」へ
「盛る美容」を手放した代わりに、今どんなケアに時間やお金を使っているのでしょうか。
現在最も投資している本質的なケアを複数回答で聞いた結果には、40代女性の美容観のシフトが鮮明に表れていました。

【アンケート結果:「盛る(装飾する)美容」を手放した代わりに、現在あなたが最も時間やお金を投資している「本質的なケア」は何ですか?(複数回答可)】
インナーケア(食事・サプリ・腸活など) 44.3%(133名)
良質な睡眠(寝具・入浴アイテムなど) 39.0%(117名)
ヘアケア・頭皮ケア(髪のツヤ・ボリュームなど) 38.3%(115名)
姿勢改善・ボディメイク(整体・ピラティスなど) 25.0%(75名)
デンタルケア(ホワイトニング・歯のメンテナンス) 20.0%(60名)
美容医療による根本ケア(シミ取りなど) 10.7%(32名)
その他 2.3%(7名)
外側を飾るより、“整えるケア”へ
最も多かったのは「スキンケア・肌質改善」(58.0%)で、「インナーケア」(44.3%)、「良質な睡眠」(39.0%)、「ヘアケア・頭皮ケア」(38.3%)が続きました。
上位に並んだ項目に共通しているのは、「外側を飾る」のではなく「内側・土台から整える」ケアであるという点です。
肌、腸、睡眠、髪と、どれもすぐに見た目に表れるものではなく、じっくり時間をかけて自分の体を育てていくようなケア。
特に「良質な睡眠」が39.0%と高い位置に入っていることは印象的で、寝具や入浴アイテムへの投資が「体のメンテナンス」として当たり前になりつつある様子がうかがえます。
「盛る」をやめた先に投資されているもの
かつては「シミを隠すために厚塗りファンデ」だったとすれば、今は「シミそのものを薄くするためのスキンケア」へと視点が移っています。
「食事制限で細く見せる」のではなく「腸活で体の内側から整える」へ、「寝不足でも頑張る」のではなく「睡眠の質にお金をかける」へと、投資先が変わっています。
美容への関心が薄れたのではなく、「より本質的な美しさ」に向けて投資先が変わったということが、この数字からは読み取れます。
「外側を飾る美容」から「土台を整える美容」へのシフトは、40代女性の美容観の変化の中でも、特に大きな方向転換といえるのではないでしょうか。
価値観が変わったきっかけ 40代女性たちのリアルな声

「盛る美容」や「SNS映え」への向き合い方が変わったきっかけについて、さまざまな声が寄せられました。
ここからは特に印象的だったコメントを紹介します。
「映える美容」に限界を感じた瞬間
鏡の前や日常のふとした場面で、「もう無理しなくていいかも」と気づいた声が多く集まりました。
鏡の前での小さな違和感や、子どもや家族のひと言が、美容観が変わる入口になっていることがうかがえます。
「自分のため」の美容に気づいたこと
一方で、他の誰かの姿や自分自身の変化をきっかけに、「自分のための美容」に気づいたという声もありました。
「隠す」より「整える」、「飾る」より「育てる」という方向へ、他の女性の姿や自分自身の変化をきっかけに気づいていく。
そんなポジティブな変化が、これらの声からは伝わってきます。
「盛らない美容」を楽しむための3つのヒント

今回の調査を通じて見えてきたのは、40代女性が「盛る美容」を手放した先に、より自分らしい美容を見つけていくプロセスです。
ここでは、調査から見えてきた声をもとに、「盛らない美容」を楽しむためのヒントをご紹介します。
「引き算」から始めてみる
「何かを足す」ことより、「今やっていることをひとつやめてみる」ことの方が、実は変化への近道かもしれません。
毎日使っているファンデーションを薄くしてみる、久しぶりにフラットシューズで出かけてみる。
そんな小さな引き算が、「これで十分かも」という新しい感覚を生み出すきっかけになることがあります。
今回の調査でも、「やめたら楽になった」「自分に似合うものが分かってきた」という声が多く聞かれました。
完璧に盛らなくても自分らしく見えるという気づきが、美容観を変える最初の一歩になるはずです。
「隠す」より「育てる」ケアに投資する
調査で投資先の上位に並んだのは、スキンケア・インナーケア・睡眠・ヘアケアなど、内側から整えるケアでした。
シミを厚塗りで隠すよりスキンケアで肌そのものを整え、食事制限で体型を変えるより腸活で体の内側から健やかにする。
即効性はなくても、積み重ねるほど自分の体への信頼感につながっていくケアに、時間とお金をかけてみましょう。
「盛る美容」に使っていたお金や時間をこうした土台づくりに回すことで、メイクに頼らなくても自信が持てる肌や体に近づいていくプロセス自体が、40代の美容の楽しみ方になっていくのかもしれません。
「自分が心地よいか」を判断基準にする
流行のアイテムよりも、「自分に似合うか」「自分が心地よいか」を基準に選ぶことが、今の40代女性の美容の核心です。
他人の目を基準にしていた頃と違い、自分の感覚を信じて選ぶ美容は、使うたびに小さな自信を積み重ねてくれます。
「このアイテムは本当に自分に必要か」「これを使うと自分が気持ちよくいられるか」。
そんな問いを習慣にするだけで、美容にかけるお金や時間の使い方が少しずつ変わっていきます。
「これが自分らしい」と思えるケアやアイテムを、焦らず少しずつ見つけていきましょう。
まとめ:40代女性が選び始めた「心地よい美容」
今回の調査から、40代女性の約7割がSNS映えへの疲れを感じながらも、美容を「諦めた」のではなく、自分が心地よくいられる美容を重視するようになっていることが明らかになりました。
「盛る」「隠す」「若く見せる」といった他人目線の美容よりも、「整える」「土台をつくる」「自分に合ったものを選ぶ」といった価値観を重視する女性が増えています。
その変化は、スキンケアやインナーケア、睡眠など、「土台を整えるケア」への投資拡大という形にも表れています。
「頑張って盛る」より、「自分らしく整える」。40代女性の間では、そんな自然体の美容観が広がり始めているのかもしれません。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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