Share
東京23区は実は人口で14倍もの差!世田谷94万人と千代田6.7万人、同じ「区」で別世界になっているからくり

23区の人口、最多と最少で実に14倍もの差
東京都統計部の令和2年の国勢調査の数字をのぞいてみると、東京23区の人口に意外な姿が見えてきました。
同じ「区」という単位で呼ばれているのに、最多と最少のあいだに14倍もの差が開いていたのです。
23区がいかに性格の違う街の集まりなのかを、数字がそのまま映し出していました。
最多は世田谷区の約94万人、地方の中核市並み
2020年10月1日時点の国勢調査によると、人口トップは世田谷区で約94万人。
2位の練馬区が約75万人、3位の大田区が約74万人と続きます。
地方の中核市(人口20万人以上で国の指定を受けた市)の多くが20〜50万人台であることを考えると、世田谷区はそれを大きく超える規模。
もし単独の市だったら、全国の市町村のなかでも上位に食い込みます。「区」という言葉から想像するスケールとは、ずいぶん違う数字です。
最少は千代田区の約6万7千人、皇居とオフィス街
反対側、最少は千代田区で約6万7千人。皇居・霞が関・丸の内・大手町といった、住む場所より働く場所が圧倒的に多いエリアです。
区の昼間人口は約85万人にふくらむのに、夜になると人口は十分の一以下になる構造。
住宅地が極端に少ないため、夜間人口の数字がぐっと小さく出るのです。
世田谷区と比べると、実に約14倍の開きがありました。
面積と歴史が23区の凸凹を作った
差を生んでいるのは面積と街の成り立ちです。世田谷区は約58平方キロメートルの広い土地が住宅地として育ち、戦前から郊外住宅地として少しずつ人口を増やしてきました。
一方の千代田区は約12平方キロメートル、しかもその面積の多くを皇居が占めています。
江戸時代の城下町の構造がそのまま現代に引き継がれ、住宅地が広がる余地が残されなかったわけです。
23区は同じ呼び名でくくられていても、地形と歴史がまったく違う街の集まりだったのです。
まとめ
世田谷区94万人、千代田区6万7千人、その差は約14倍。
同じ「区」という単位でも、住宅地として育った街と城下町の名残が色濃い街とでは、まったく別の都市と呼んでよいくらいの違いがあったのです。
数字でながめると、23区は二十三の小さな国が集まってできた連邦のように見えてきます。

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
Feature
特集記事

