MENU

Share

HOME ENTERTAINMENT EDITOR'S PICK COLUMN

月は毎年3.8cmずつ地球から離れていた!いつか皆既日食も見られなくなる、壮大すぎる物理の未来予測の真相

月は毎年38cmずつ地球から離れていたいつか皆既日食も見られなくなる壮大すぎる物理の未来予測の真相

月は今この瞬間も、地球から離れ続けている

夜空に浮かぶ月の位置は、ずっと同じだと思っていませんか。

ところが正確に測定してみると、月は毎年およそ3.8cmずつ地球から遠ざかっているのだそうです。

国立天文台の解説をのぞいてみると、いつか皆既日食が見られなくなる、という壮大な未来予測まで見えてきました。

レーザーで測る正確な距離

地球から月までの平均距離は約38万4,400km。

アポロ計画のときに月面へ置かれたレーザー反射板に向け、地球から発射したレーザーの往復時間を測ることで、距離はミリ単位で把握されているそうです。

その観測の積み重ねによって判明したのが「年間約3.8cm」という後退ペース。

原因は、潮の満ち引きが生む海底の摩擦(潮汐摩擦)を通じて、地球の自転エネルギーが月の軌道に少しずつ受け渡されているためとされています。

45億年前の月は、今より15倍も近かった

この潮汐摩擦の影響で、地球の自転もわずかずつ遅くなっているとされています。

気が遠くなる話ですが、約45億年前、月が誕生したばかりの頃の地球との距離は約2万4,000kmと、現在の十数分の一ほどだったと推定されています。

夜空に巨大な月が浮かぶ太古の地球を想像してみると、なかなかの絶景だったはずです。

いつかは皆既日食も見られなくなる

そして気になるのが皆既日食の未来です。

現在は、太陽の直径が月のおよそ400倍ある一方で、地球からの距離も太陽がほぼ400倍離れているという偶然の幸運によって、見かけの大きさがほとんど一致しています。

だからこそ太陽が月にぴたりと隠される皆既日食が成立しているわけです。

ところが月が遠ざかれば、いずれ見かけの月は太陽より小さくなり、皆既日食は見られなくなる、と考えられています。

まとめ

今見上げる満月も、子どもの頃に見上げた満月より約1mほど遠くなっている計算。

気の遠くなる時間軸のなかで、月と地球は静かに距離を取り続けているのです。

参考:国立天文台 暦計算室「暦Wiki/潮汐/潮汐摩擦」

PROFILE

GLAM Entame Editorial

編集部

エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。

前の記事

「え、そうだったの?」夜空に揺れるオーロラが緑や赤に光る理由、あの神秘の色の裏に潜む意外な仕組みのからくり

GLAM Entame Editorialのすべての記事を見る

Gallery

SHARE !

この記事をシェアする

Follow us !

GLAM公式SNSをフォローする

Feature

特集記事

Ranking