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「ちゃんと見てないと危ないよ?」マウントママが放った捨て台詞、自分の子供がケガをした瞬間に「特大ブーメラン」となって返ってきた話

土の匂いと子供たちの声が響く野球グラウンド。週末の楽しみであるはずの練習が、最近の私には少し憂鬱でした。
理由は、同じチームの「マウントママ」の存在です。
「うちは毎日自主練してるから意識が違うの」
「〇〇くんも、もっと上を目指さないと」
悪気のないふりをして、絶妙に鼻につく言い回し。私はいつも、引きつった笑顔でやり過ごすしかありませんでした。
無意識に他人を追い詰める「正論」のトゲ
ある日の当番中、事件は起こりました。見守りをする私の隣で、彼女が私にだけ聞こえるような低い声で囁いたのです。
「ねえ、ちゃんと見てないと危ないよ?何かあったら責任問題なんだから。当番ならしっかりしてよね」
サボっているかのような言い草に少しイラッとしましたが、「気をつけます」とだけ返しました。
しかしその直後です。試合中にふざけ合っていた彼女の息子さんが、足をぶつけて軽いケガをしてしまったのです。
「ちょっと!コーチはちゃんと見てたんですか!?」
駆け寄ったコーチに彼女が逆上した瞬間、周囲の空気は一気に凍りつきました。
静まり返るベンチ、突き刺さるママ友たちの言葉
コーチが言葉を詰まらせた時、隣にいた別のママ友が冷静に口を開きました。
「さっき……“責任問題になる”って、当番の彼女に注意されていましたよね?」
その声は驚くほど明瞭に響きました。彼女の顔が土色に強張る中、別のママも続けます。
「みんな見てますよ。でも、自分の子がふざけていたのは、一番近くにいたあなたも見ていたはずですよね?」
「……っ」
彼女は金魚のように口をパクパクさせたまま、言葉を失いました。
数分前、私を追い詰めるために放った「責任」という刃が、特大のブーメランとなって自分に突き刺さったのです。周囲の冷ややかな視線が、何よりも重い罰となって彼女に降り注いでいました。
それ以来、彼女のマウントはぴたりと止まりました。他人を攻撃する言葉は、いつか自分を縛る鎖になる。
秋空の下、私は言い返さなかった自分を少しだけ誇らしく思ったのでした。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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