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焼肉屋でよく見る『ミノ』『ハチノス』『センマイ』『ギアラ』、カタカナ名の裏に隠れていた牛の「4つの胃」と漢字の見立て文化

「ミノ」「ハチノス」「センマイ」「ギアラ」の由来
焼肉屋で当たり前のように頼んでいる「ミノ」「ハチノス」「センマイ」「ギアラ」。
実はこれ、全部が牛の4つの胃のことなんです。
農畜産業振興機構(alic)の解説をのぞいてみると、それぞれの胃の形や働きが、ちゃんと漢字や見立てに置き換えられているのが見えてきました。
しかも面白いのが、それぞれの胃にちゃんと見立て由来の名前が付いていること。
焼肉屋で見慣れたカタカナ名も、意味を知ると急に覚えやすくなります。
クイズ:「第三胃」のホルモン名は
選択肢
1.ミノ
2.ハチノス
3.センマイ
4.ギアラ
正解は?
正解
「第三胃」=センマイ。
内側にひだが何枚も重なる姿から「千枚」の見立てで呼ばれるようになったともいわれますが、コトバンクによると語源は未詳とされています。
牛の4つの胃、順番に並べると見立てがわかる
・第一胃(ミノ):4つのうち最も大きい胃。切り開いた形が蓑(みの・雨具)に似ているところから「ミノ」
・第二胃(ハチノス):内側の表面が蜂の巣のような六角模様
・第三胃(センマイ):ひだが幾重にも重なる形から「千枚」ともいわれる
・第四胃(ギアラ):胃酸を出して実際の消化を担う胃
第一・第二胃で草を微生物に分解させ、第三胃で水分を吸い、第四胃でようやく胃酸消化に入る。
そもそも反芻(はんすう・一度飲み込んだ草を口に戻して噛み直すこと)のために、役割の違う部屋が4つ並んでいるのです。
ほかの部位名にも見立てが隠れている
横隔膜の筋肉である「ハラミ」は「腹身」と書く例があり、お腹側の身という素直な命名。
タンは英語の tongue から来た外来語で、漢字に置き換えるなら「舌」の一字です。
カタカナで覚えていた部位名も、由来をたどると意味がくっきりしてきます。
まとめ
蓑、蜂の巣、千の枚、そしてギアラ。
牛の4つの胃に順番通りの見立てを当てはめた職人ワードは、なかなかよくできています。
カタカナの裏側には、牛の体のつくりと、それを見抜いた人たちの観察眼がきちんと残っていたというわけです。
参考
・農畜産業振興機構(alic)「なぜ、牛の胃は4つもあるの?」
・コトバンク「センマイ」

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
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