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「次の方、どうぞー!」仕事帰りのコンビニ。レジに並んでいる私が見てしまった、他の客のモヤモヤする行動とは
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「次の方、どうぞー!」仕事帰りのコンビニ。レジに並んでいる私が見てしまった、他の客のモヤモヤする行動とは
仕事終わりのコンビニ
仕事終わりの、クタクタな夜。
吸い寄せられるように入った、いつものコンビニ。
片手にはお弁当と飲み物。レジの前には、数人の列ができていました。
「次の方、どうぞー!」
店員さんの声に促され、私の前にいた一人の客がレジへと進みます。
ピッ、ピッ。
小気味よいバーコードの読み取り音。それが止まった瞬間、静かな「待ち時間」が始まりました。
「お会計、1,580円です」
「あ、はい。えーっと、財布、財布……」
カバンの中をガサゴソとかき回す音。嫌な予感が胸をよぎります。
レジに並んでいた時間はたっぷりあったはずなのに、どうやら準備はしていなかった様子。
「あれ、おかしいな。さっき入れたはずなんだけど……」
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
店員さんは愛想良く答えるものの、後ろにはすでに5、6人の行列。
カバンから出てくるのは、鍵、手帳、使い古したハンカチ。肝心の財布はなかなか顔を出しません。
1分、2分。時間が経つにつれ、店内の空気はじわじわと重たくなっていく一方。
ようやく見つかった財布から、小銭を一枚ずつ取り出し、ようやく会計が終了。
(ふぅ、やっと終わった……)
準備できなかったの?
私が一歩踏み出し、カゴを置こうとした、その時。
「お客様、ポイントカードはお持ちですか?」
「あ!ポイントカードね。ありますあります。えーっと、どこだったかな……」
信じられない光景。
その人は再びカバンの中へ手を突っ込み、今度はカードケースを探し始めたのです。
(嘘でしょ……さっきの財布探しの間に、準備できたよね?)
喉まで出かかった言葉を飲み込み、そっと後ろを振り返ります。
そこには、大きなため息をつく会社員や、イライラとスマホを見つめる女性の姿。
誰も文句は言いません。店員さんも丁寧なまま。でも、そこには間違いなく、言葉にできない「静かなモヤモヤ」が充満していました。
「……あ、ありました! お願いします」
ようやく全てのやり取りが終わり、その人がレジを離れた瞬間。
並んでいた全員が、心の中で重たい息を吐き出したような気がしました。
自分の番を終え、店を出て夜風に当たります。
「自分も無意識に、誰かを待たせていないかな……」
スマホの明かりが揺れる帰り道。小さな反省と、少しの疲労感を抱えながら、足早に家路を急ぎました。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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