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「何回言ったらわかるの!? あんたがやったんでしょ!」一切話を聞かず一方的にキレる親→「さっきは、ごめんね」と言わせたまさかの展開

あんたがやったんでしょ!
「ちょっと! 何回言ったらわかるの!? あんたがやったんでしょ!」
リビングに入るなり、頭ごなしに怒鳴り声が飛んできました。
どうやら、テーブルに飲みかけのジュースが放置され、それがカーペットにこぼれていたらしいのです。
「私じゃないよ! 今日はずっと出かけてたし!」
必死に弁解しようとするものの、親は全く聞く耳を持ちません。
「言い訳しないの! いつもあんたはだらしがないんだから!」
完全に私のせいだと決めつけ、一方的にまくしたてる親。どれだけ「違う」と訴えても、言葉はすべて弾き返されてしまいます。
自分は全く悪くないのに、なぜこんなに理不尽に怒られなければならないのか。腹立たしさと悔しさで胸がいっぱいになり、私はドンッと足音を立てて自分の部屋に戻りました。
突然のノックと、思いがけない一言
ベッドに突っ伏し、クッションに顔を押し付けてイライラを爆発させます。
絶対に口なんてきいてやるもんか。そう固く心に誓い、スマホを無心でスクロールしていました。
それから一時間ほど経った頃でしょうか。コンコン、と控えめなノックの音が響きました。
無視していると、ガチャリとゆっくりドアが開きます。
「……起きてる?」
気まずそうな声で顔を覗かせたのは、先ほどまで怒り狂っていた親でした。
無言で睨みつける私に対し、親は少し申し訳なさそうに視線を泳がせます。
「……さっきは、ごめんね。〇〇がこぼしたまま出かけちゃってたみたい」
真犯人はきょうだいだったのです。親は私の顔を見るなり、深く頭を下げました。
あんなに怒鳴り散らしていた大人が、素直に自分の非を認めて謝ってくるなんて。予想外の展開に、私の怒りはすーっと毒気を抜かれてしまいました。
深夜のアイスと溶けていくイライラ
「お詫びと言ってはなんだけど……今からコンビニ、行かない? アイス買ってあげるから」
その誘いに、私は思わず吹き出しそうになるのを堪えました。
「……絶対、一番高いやつ買うからね」
「はいはい、お好きなものをどうぞ」
こうして私たちは、すっかり暗くなった夜道を二人で歩き出しました。
深夜のコンビニは煌々と明るく、アイスケースの前であれこれと悩む時間は、なんだか少し特別です。
帰りの道すがら、買ってもらったばかりの少し高いアイスを頬張ります。冷たくて甘い味が、ささくれ立っていた心を優しく解きほぐしていくのを感じました。
隣で同じようにアイスを食べる横顔を見ながら、私の心はすっかり穏やかに落ち着いていました。
それから数日、あの時の罪悪感からか、親はなんだか妙に優しくしてくれました。私の好きなおかずを夕飯に出してくれたり、お風呂を先に譲ってくれたり。
理不尽に怒られた時は本当にイライラしたけれど、こうして素直に謝れる親でよかったと、今は思えます。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、10代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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