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実は『ハチミツ』が腐らない理由は糖度・酸性・水分の三重構造!古代エジプトの墓でも食べられる状態で発見された保存力の秘密
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ハチミツが腐らない理由は、成分の組み合わせにあった
ハチミツには賞味期限が書いてあるのに、「腐らない食品」と聞いたことはありませんか。
一般社団法人日本養蜂協会のQ&Aをのぞいてみると、「ハチミツは強い殺菌力をもっており、保存食の代表的なもので、古くなったものを食べても心配はありません」と明記されていました。
なぜ腐らないのか。その理由は、ハチミツの成分が持つ四つの仕組みにあります。
低水分・高糖度・弱酸性・過酸化水素の「四重構造」
日本養蜂協会によると、ハチミツの主成分は水分約20%、ブドウ糖約35%、果糖約40%とされています。
水分が少ないため、腐敗菌が繁殖するのに必要な水分環境が整いません。
さらに糖度が高いことで浸透圧が働き、菌の水分を吸収して菌が育ちにくい状態になります。
加えてハチミツは弱酸性で、酸性の環境では多くの菌が繁殖できません。
低水分・高糖度・弱酸性という三つの条件に、もうひとつの要素が加わることで、理論上は腐らない食品になるとされています。
酵素が生み出す「過酸化水素」も抗菌に働く
四つ目の理由が、ミツバチ由来の酵素です。
ミツバチの唾液にはグルコン酸を作り出す酵素が含まれており、これがハチミツを弱酸性に保つ働きをしています。
同時に、この酵素反応によって過酸化水素(かさんかすいそ)が生成され、これが強力な抗菌作用を発揮するとされています。
低水分・高糖度・弱酸性・過酸化水素という四つの要素が合わさって、ハチミツの驚異的な保存力が生まれているわけです。
古代エジプトの墓でも食べられる状態で発見された
ハチミツの保存力を象徴するエピソードとして知られるのが、古代エジプトの墓から発掘されたハチミツの話です。
ツタンカーメン王の墓をはじめとする古代エジプトの墓からは、密閉された状態のハチミツが発見され、3,000年以上の時を経ても食べられる状態だったと伝わっています。
ただし、これはあくまで密閉・乾燥・暗所という理想的な保存状態が保たれていたからこそ。
日本養蜂協会も「年月がたつと風味は次第に消えていく」と説明しており、保存状態によっては品質が変化することもあります。
まとめ
低水分・高糖度・弱酸性・過酸化水素という四つの条件が重なることで、ハチミツは理論上腐らない食品とされています。
毎朝トーストに塗っているあの一匙に、何千年分の保存力が宿っているというわけです。
参考
・一般社団法人日本養蜂協会「ハチミツQ&A」

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
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