Share
仲良し夫婦と不仲夫婦の会話時間に「2.6倍の差」があった!?熟年離婚が過去最高を更新する今、見直しておきたい夫婦関係

夕食のとき、パートナーと最後にちゃんと話したのはいつだろう。
子育てが一段落し、仕事も落ち着いてくると、気づけば二人でいても会話が減っていた、という話はめずらしくありません。
「特に問題があるわけじゃないけれど、なんとなく距離を感じる」。
そんなもやもやを抱えているなら、夫婦の「会話時間」を一度振り返ってみることが、関係を見直すきっかけになるかもしれません。
「仲良し夫婦」と「不仲夫婦」、何が違うのか

ハルメク 生きかた上手研究所が50〜79歳の既婚男女600名を対象に行った調査では、仲良し夫婦と不仲夫婦の間で、会話時間に大きな差があることがわかりました。
平日の会話時間は仲良し夫婦が平均137分に対し、不仲夫婦は52分。約2.6倍もの差があります。
ただ、これは「仲良し夫婦だから会話が多い」というより、「会話を積み重ねてきた夫婦が仲良しでいられる」という見方もできます。
毎日の食事のときに少し話す、テレビを見ながら感想を言い合う。
そういった日常の小さなやりとりが、長い目で見ると夫婦の関係性をつくっていくのかもしれません。
出典:ハルメク 生きかた上手研究所調べ「夫婦関係に関する調査2024」
「定年後」が夫婦関係の分岐点になる

熟年離婚が増えているのはなぜでしょうか。
厚生労働省のデータによると、同居20年以上の夫婦の離婚は全体の23.5%と過去最高を記録しています。
ハルメクの調査でも、60代の夫婦満足度が2021年から12〜16ポイントと大幅に低下しており、離婚を考えたきっかけとして「退職」「金銭感覚の違い」が多く挙がっています。
子どもが独立し、夫が定年を迎えると、それまで家族や仕事で埋まっていた時間が、突然「夫婦二人の時間」に変わります。
長年一緒にいたはずなのに、改めて向き合うと「この人のことをよく知らなかった」と感じる人もいるでしょう。
環境の変化が、それまで見えていなかったすれ違いを浮き彫りにする時期でもあります。
出典:厚生労働省「令和4年度 離婚に関する統計の概況」
参考:「卒婚」で自由な人生が実現?結婚生活の新たな選択肢を知ろう|めりぃさん
「話すこと」は、意識しないと自然には増えない

とはいえ、「もっと話しましょう」と言われても、何を話せばいいかわからない、という方も多いはずです。
長年一緒にいると、かえって「今さら何を話すの」という感覚になることもあります。
そんなときは、話題を「作ろう」とするより、日常の中にある小さなきっかけを拾うほうが続きやすいかもしれません。
一緒にテレビを見ながら「これ面白いね」とひとこと言う。相手が好きなものについて、少し調べてみて話題にする。
大げさな話し合いでなくても、ちょっとした一言が、会話の入り口になります。
また、「将来どこに行きたいか」「やってみたいことはあるか」など、これから先の話を少しずつ共有していくことも、夫婦の距離を縮めるきっかけになります。
まとめ:特別なことより、毎日の「ひとこと」から
夫婦関係を見直すというと、何か大きなことをしなければならないように感じるかもしれません。
でも調査が示すのは、仲良し夫婦と不仲夫婦の差は「特別なイベント」ではなく、毎日の会話という地味な積み重ねにあるということです。
今日の夕食の時間に、いつもより少しだけ話しかけてみる。
それだけでも、関係の温度は少し変わるかもしれません。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
Feature
特集記事

