アートメイクは1回では定着しない？薄くなる理由と定着させるコツを徹底解説

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「アートメイクが定着しない」「薄くなる」と聞いたことはありませんか？

残念ながら、アートメイクは1回では定着しにくい施術です。

ただ、定着させるコツさえしっかり押さえていれば何にも問題ありません！

本記事ではアートメイクが1回で定着しない理由と、アートメイクを長持ちさせるコツについて紹介していきます。

アートメイクが定着しない理由を理解して、ケアに活かしていきましょう。

アートメイクが1回で定着しない理由

アートメイクは1回では定着しないのが一般的です。

薄くなる理由は次の2点です。

• • アートメイクは色素を表皮に入れるから
• • 新陳代謝によってインクが排出されるから

それぞれ詳しく説明していきます。

理由1　アートメイクは色素を表皮に入れるから

アートメイクが1回で定着しない理由1つ目は「色素を表皮に入れるから」です。

『アートメイク＝タトゥー』のイメージがある方もいるかもしれませんが、アートメイクとタトゥーでは針（色素）を入れる深さが違います。

タトゥーは「真皮」と呼ばれる表面から1~2mmの深さにインクを入れるため、一度施術したら半永久的にインクが残ります。

一方、アートメイクでは「表皮」と呼ばれる表面から0.1~0.2mmの深さにインクを入れます。

表皮は年齢にもよりますが、約40～50日でターンオーバーを繰り返すため、徐々にインクが消えていきます。

これがアートメイクが1回で定着しない理由です。

理由2　新陳代謝でアートメイクのインクが排出されるから

アートメイクが1回で定着しない理由の2つ目は、「新陳代謝でインクが排出されるから」です。

先ほども述べましたが、アートメイクでは表皮にインクを入れるため、ターンオーバーを繰り返すうちにどうしてもインクが薄くなります。

逆に言えば、新陳代謝を促進させる行動を控えればアートメイクは長持ちするということになります。

とはいえ、新陳代謝でアートメイクが薄くなるのは自然なことなので、「美しくリタッチするチャンス」と前向きに捉えるのがいいかもしれません。

【アートメイクが定着しない】長持ちさせるコツを伝授！

アートメイクを定着させ、長持ちさせるにはズバリ1回目の施術後のダウンタイム中のケアが大事になってきます。

この期間が一番色素が抜け落ちてしまう期間で、「アートメイクが定着しない」と悩んでいる方はだいたい術後1週間以内の方になります。

ここではアートメイクを定着させるために大事なダウンタイム中にするべきケアを紹介します。

1.ワセリンで保湿をする

アートメイクは細い針でインクを入れていくので、施術後の皮膚は敏感です。

皮膚が乾燥するとダメージを受けやすくなり、出血しやすくなります。

皮膚がダメージを受けると傷を治すためにかさぶたができ、ターンオーバーが促進されるため、インク抜けが起こりやすくなります。

そこで、乾燥を避けて外部の刺激から施術箇所を守るために、保湿が大事になってきます。

保湿はワセリンで行うのがおすすめです。

クリニックによっては施術後にもらえるところもありますが、もらえない場合は自分で用意する必要があります。

市販のワセリンとクリニックで処方されるワセリンでは成分が違う場合があるので、あらかじめクリニックで処方できるか問い合わせておくと安心です。

【参考記事】

アートメイク施術後ワセリンはいつまで塗ればいい？正しい拭き取り方やダウンタイムの過ごし方を紹介

2.メイク・クレンジングは施術後1週間避ける

アートメイクを定着させるには、アートメイク施術当日から1週間はメイクを控えてください。

アートメイクをした箇所は細かい傷が入っているため、傷口に雑菌が入ると炎症を起こしてしまいます。

肌が炎症を起こすとターンオーバーを促進することになり、インクを排出しアートメイクが定着しない原因になります。

メイクやクレンジングは肌に負担をかけるので、ダウンタイムは基本的にメイクをしないようにしましょう。

もしメイクをする場合は施術箇所を避けて、施術箇所にはワセリンを塗って保護をしてください。

【洗顔はいつからOK？】

アートメイク施術当日の洗顔はNGです。

洗顔は翌日以降にするようにしましょう。

洗顔の際は施術箇所にワセリンを塗ってラップなどで保護してからするようにしてください。

アートメイクのダウンタイムは1週間から2週間なので、最低1週間は施術箇所のメイクを避けましょう。

【参考記事】

アートメイク後の洗顔はいつからOK？ダウンタイム中の洗顔・クレンジング・メイクをする注意点を解説

3.長時間の入浴・サウナを避ける

アートメイクのダウンタイム中はサウナ・入浴を避けてください。

アートメイクの施術部位には細かい傷が入っているので、ダウンタイム中の入浴・サウナによって傷に雑菌が入って『化膿』や『赤み』、『腫れ』の原因になります。

また、入浴・サウナでは新陳代謝が活発になりターンオーバーが促進されるため、アートメイクの色抜けリスクも高まります。

アートメイクのダウンタイム中は、長時間の入浴・サウナを避けましょう。

【関連記事】

アートメイク当日の飲酒はOK？ダウンタイム中の注意点まとめ

4.紫外線を避ける

アートメイクのダウンタイム中は日焼けに気を付け、紫外線を避けるようにしてください。

紫外線によってアートメイクのインクが退色したり、色素沈着が起きるリスクがあるためです。

また、アートメイクの施術前も日焼けは厳禁です！

アートメイクの施術前に日焼けをしてしまうと紫外線によって皮膚のバリア機能が低下して施術後の赤みや腫れが強くなることがあります。

アートメイクの施術前後は紫外線を避けましょう。

4.施術部位を清潔に保とう

アートメイクの施術部位は傷になっているので、汚れた手で触ったりすることは普段よりも気を付けるようにしてください。

赤みや腫れ、かゆみで気になる方は、施術部位を清潔な布で拭き取ってからワセリンを塗りましょう。

施術部位は傷口と同じです。清潔に保ちましょう。

【1回目で定着しなかった】2回目の施術を受ける必要はあるのか

1回目の施術が終わって想像以上に薄いと感じる方も多いかもしれません。

アートメイクは2回以上受けることでより自然で美しい仕上がりになるので、施術は2回受けることが基本になります。

アートメイク2回目が必要な理由

アートメイクが2回以上必要な理由には以下があります。

• • インクの色素を補い、色味を調整するため
• • デザインを細かく調整するため
• • インクを長持ちさせるため

アートメイク1回目では、肌のターンオーバーや元から肌に蓄積している色素が原因で、理想通りの色が出ないことがあります。

そのため、2回目の施術で足りない色素を補いながら、1回目で薄くなったラインを追加で入れていく作業が必要となります。

2回目の施術は1回目の施術から1.5～3ヶ月の間に受ける

アートメイク2回目を受けるのにおすすめの期間は「1回目の施術から1.5カ月～3ヶ月の間」です。

目安は1回目のかさぶたが剥がれ落ちてかゆみが落ち着いた頃です。

逆に2回目までの期間が開きすぎてしまうと、1回目で入れたベースのアートメイクが活かし切れないので、1回目の施術が落ち着いてから3ヶ月以上は開けないようにしてください。

2回目のダウンタイムは1週間～10日

アートメイクは回数を重ねるごとにダウンタイムが短くなります。

理由は体がインクに慣れてきて異物と認識しにくくなるため、排出する作用が弱まるからです。

しかし、2回目のアートメイクでも1回目と施術内容は同じなので、施術部位は細かい傷になります。

2回目のアートメイクも1回目と同じように、施術部位にワセリンを塗り、清潔に保つことが大切です。

まとめ

アートメイクは1回では定着しないため、2回以上の施術を受けるのがおすすめです。

1回目の施術では当日は洗顔をせず、ダウンタイムの1週間から2週間はワセリンで保湿をしながら、メイクを控えて過ごしましょう。

アートメイクでは2回目でリタッチをしながらインクを定着させていくので、1回目が定着しない場合でも不安になることはありません。

アートメイクがどうしても定着しない場合は、施術者の技術不足も考えられるため、クリニックを変更してもいいでしょう。

もし1回目のアートメイクが定着しない場合は、2回以上受けることでより理想の色・形に近づけられるため、不安になることはありません。

アートメイクは2回以上受けることを前提に、計画を立てていきましょう。