Share
『名駅』は略称ではなく正式町名、『栄』は「さこむら」由来!名古屋3地名に残る意外な歴史と町名のルーツをたどる
INDEX

「名駅」は略称ではなく、地図に載った正式な町名
名古屋でよく耳にする「名駅(めいえき)」。
名古屋駅の略称だと思っている人も多いかもしれませんが、名古屋市中村区の町名一覧をのぞいてみると、「名駅一丁目」から「名駅五丁目」までが正式な町名として並んでいることが分かりました。
栄・金山・名駅。
名古屋を代表する3地名の由来をたどると、想像とずいぶん違う背景が見えてきます。
名駅は正式な町名として使われている行政地名
名駅は、名古屋市中村区に実在する正式な行政地名です。
現在の「名駅一丁目」から「名駅五丁目」までが住居表示として整備されています。
通称のように見える名前が、正式町名として使われている珍しい例なのです。
栄は「さこむら」生まれ、縁起をかついで読みが変わった町
名古屋随一の繁華街・栄(さかえ)。
その名前のもとは、現在の中村区栄生町(さこちょう)あたりにあった「栄村(さこむら)」だと伝わっています。
江戸時代の明暦年間(1655〜1658年)ごろ、栄村の住民が現在の栄地区に店を出して商売を始めたことから「栄町」と呼ばれるようになり、「さこ」より「さかえ」のほうが縁起がよいとして、読みも「さかえまち」へ変わっていったそうです。
現在の「栄」は、1966年(昭和41年)の住居表示で成立しました。
金山は中世の鍛冶集団、「尾張鍛冶発祥の地」
金山(かなやま)の由来は、もとの東熱田村にあった字名(あざめい)に残る古い地名で、地元の金山神社にちなんで名付けられたと、名古屋市熱田区の公式サイトが解説しています。
中世にはこの一帯に鍛冶(かじ)の集団が住み、刀や金物を作っていたことから、「尾張鍛冶発祥の地」とも伝えられています。
神様と職人の歴史が、現代の巨大ターミナル駅の名前に静かに残っているというわけです。
まとめ
名駅は正式な行政地名、栄は江戸時代の「さこむら」に由来する町名、そして金山は中世の鍛冶集団と深い関わりを持つ地名でした。
普段何気なく使っている名古屋の地名にも、それぞれ異なる歴史の積み重ねが残っていたのです。
参考
・名古屋市公式「中村区の町名一覧」
・名古屋市熱田区公式「熱田の地名(由来)」
・Wikipedia「栄(名古屋市)」

GLAM Entame Editorial
編集部
エンタメやカルチャーを入り口に、今を生きる大人の感性や知的好奇心を刺激する編集部チームです。話題のニュースやトレンド、SNSで広がるカルチャーから、思わず考えたくなる大人の常識クイズまで。楽しみながら学び、視野を広げられるコンテンツを通して、日常にちょっとした発見や会話のきっかけを届けています。ただ消費するだけのエンタメではなく、知ること・考えること・共有することを大切に。大人だからこそ楽しめるポップカルチャーを、発信しています。
Feature
特集記事

