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「よっぽど点数が悪かったのかもね」高校受験の結果を言いふらすクラスメイト。放課後、受験結果の真実を知った、クラスメイトの表情が一変

「よっぽど点数が悪かったのかもね」高校受験の結果を言いふらすクラスメイト。放課後、受験結果の真実を知った、クラスメイトの表情が一変
高校受験での出来事
中学3年生の冬。
教室の中は、高校受験に向けた特有のピリピリとした空気。
当時、私は同級生たちと成績を競い合う日々で、定期テストのたびに「何点だった?」と聞き合うのが日常です。
お互いに切磋琢磨できる良い関係。
でも、その中の一人の女の子だけは、少し厄介なタイプでした。
「今回のテスト、すっごく簡単じゃなかった?私、結構良かったんだけど、そっちはどうだった?」
こんなふうに、自分の成績が良い時だけ意気揚々と点数を聞きに来る彼女。
逆に自分の出来がイマイチな時は、一切テストの話題には触れません。
そんな彼女との間で起きた、私立高校の併願入試後のちょっとした出来事。
結果発表の翌日の朝。彼女がニヤニヤしながら私の席にやってきて一言。
「ねえ、〇〇高校から電話来た?」
実は、受験した私立高校には少し変わったシステムが存在します。
合格発表の直後、ある特定の成績層の生徒に「今、単願に切り替えてくれれば、一つ上のクラスに案内しますよ」という勧誘の電話がかかってくるというもの。
「ううん、電話は来てないよ」
素直に答えると、彼女は勝ち誇ったような顔で自分の席へ。
無理もありません。なぜなら、私が合格したのはすでに「一番上のクラス」。
これ以上上のクラスは存在しないため、引き抜きの電話など最初から来るはずがないのです。
しかし彼女は「電話が来ない=成績が悪かった」と勝手に勘違い。
お昼休みになると、なんだか周りがコソコソ。どうやら彼女が他の子たちに得意げに噂を流している様子。
「あの子、高校から電話来てないらしいよ。よっぽど点数が悪かったのかもね」
真実を知らないくせに……。
その時はさすがにモヤモヤして、嫌な気分に。
放課後、真実を知る
そして、その日の放課後。
クラスの数人と一緒に帰る準備をしていると、友達の一人が声をかけてきました。
「そういえば、私立の結果どうだった?」
「あ、無事に一番上のクラスで合格してたよ!」
私が笑顔で答えると、周りの子たちは大盛り上がり。
「えー!すごい!おめでとう!!」
「やっぱり!ずっと勉強頑張ってたもんね!」
みんなに褒められて照れている、まさにその瞬間。
ふと視線を感じて振り返ると、教室の入り口には噂を流した彼女の姿が。
どうやら今の会話をすべて聞いてしまったらしく、彼女とバチッと目が合います。
朝の勝ち誇った表情はどこへやら。見るからに気まずそうに、今にも逃げ出したいような顔をして、そそくさとその場を立ち去る彼女。
その逃げるような後ろ姿を見送った時、お昼休みのモヤモヤが一気に吹き飛び、胸のすくような思いがしたのを今でもはっきりと覚えています。
※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

GLAM Lifestyle Editorial
編集部
日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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