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夫のスマホに「またデートしようね」という通知。通知相手の名前は部長?一体なぜ?【短編小説】
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本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
部長?からのLINE
リビングのテーブルに置かれた夫のスマホが、ブブッと短く震えました。
ふと画面に目をやると、LINEの通知が表示されています。そこには、目を疑うような言葉が並んでいました。
「またデートしようね」
「プレゼントありがとうね」
「次はどこに行こうか?」
心臓がドクンと大きく跳ねました。
通知の相手は「部長」。
夫の会社の部長といえば、もう還暦近い男性のはずです。
「デート」なんて言葉を使うような間柄ではありませんし、そもそも文末にハートマークが見えたような気がしました。
胸騒ぎがして、私は戻ってきた夫に単刀直入に尋ねました。
「ねえ、さっき『部長』からLINE来てたよ。デートって何?」
夫はお風呂上がりのタオルを首にかけたまま、一瞬で顔面蒼白になりました。
「え? あ、いや、それは……最近の部下の間の冗談でさ、おじさん構文を真似するのが流行ってて……」
部長の正体
しどろもどろになる夫。
その焦り方が、明らかに「クロ」であることを物語っています。
私は夫の手からスマホを奪い取り、パスコードを入力しました。
夫は止めようとしましたが、間に合いません。
トーク画面を開くと、そこには甘い言葉のオンパレード。
「昨日は楽しかったね」「早く奥さんと別れてよ」「部長」という名前の相手は、若い女性の口調でメッセージを送ってきていました。
「……これ、どういうこと?」
観念した夫が、蚊の鳴くような声で白状しました。
夫は浮気相手の登録名をあえて「部長」にしていたのです。
そうすれば、夜遅くに通知が来ても、土日に連絡が入っても、「上司からの急な連絡」や「仕事のトラブル」と言い訳ができます。
妻である私が、「部長なら仕方ないね」と気を使う心理を逆手に取った、あまりにも卑怯な偽装工作でした。
「仕事熱心だと思ってたのに……最低」
私が信じていた「残業」や「休日出勤」の多くが、この偽の「部長」との時間だったと気づいた瞬間、怒りよりも吐き気がこみ上げてきました。
スマホの画面に表示された「部長」の文字を見るたび、夫の浅はかな知恵と裏切りの深さを思い出し、私は冷たい手で離婚届の検索を始めたのです。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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日々の暮らしや選択を通して生まれる気持ちの変化に目を向け、人生を自分らしく整えていくヒントを届ける編集部チームです。仕事や人間関係、暮らしの質、価値観の揺らぎ。さまざまなテーマを横断しながら、今の自分にとって心地よい選択とは何かを考え、無理のない距離感で情報を発信しています。ときには短編小説の力も借りながら、日常にそっと寄り添い、気持ちを軽くするようなライフスタイルコンテンツをお届けします。
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