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「ごめん、やっぱ無理」結婚式前日に別れを告げる婚約者。ワケを聞くもその場の空気が凍りつく【短編小説】

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
食事会での婚約者の異変
結婚式の前日、私は人生で一番幸せな瞬間にいるはずでした。 明日はいよいよ挙式。式場近くのホテルのレストランで、両家の親族が集まって食事会が開かれていました。
「明日はいい式にしよう」と父がグラスを掲げ、和やかな雰囲気でコース料理が進んでいきます。しかし、メインディッシュのお肉料理が運ばれてきたとき、隣に座っていた婚約者の様子がおかしいことに気づきました。
彼はじっと動かず、額にびっしりと脂汗をかいているのです。
「どうしたの? 緊張してる?」 私が優しく声をかけると、彼は突然、子供のようにしゃくりあげて泣き出しました。そして、震える声で信じられない言葉を口にしたのです。
「ごめん、やっぱ無理。結婚、やめたい」
一瞬、時が止まりました。賑やかだった個室が、シーンと静まり返ります。
私の父が「何を言っているんだ。マリッジブルーにしてはタチが悪いぞ」と諌めましたが、彼は首を激しく横に振りました。
理由を問い詰めると、彼はチラリと自分の母親を見つめ、意を決したように叫びました。
震える新郎の衝撃発言
「……母さんのご飯が食べられなくなるのが嫌なんだ! この前、君が作ってくれた肉じゃが、美味しかったけど母さんの味と違った。僕は母さんの味付けのご飯じゃないと生きていけないって気づいたんだよ!」
その場の空気が、完全に凍りつきました。怒りや悲しみよりも、「引く」という感情が勝ります。三十歳を過ぎた大人の男性が、結婚式前日に「ママの味じゃないと嫌だ」と泣いているのです。
彼の父親はあまりの情けなさに頭を抱えていましたが、彼の母親だけは「そうよねえ、あの子は繊細な舌を持ってるから」と、なぜか誇らしげに頷いていました。
その異様な光景を見た瞬間、私の頭の中で何かが冷めていく音がしました。「ああ、この家に入らなくて本当によかった」と。
結局、結婚式はキャンセル。もちろん、キャンセル料や慰謝料はすべて向こう持ちです。
あの日、彼が正直に(?)マザコンぶりを暴露してくれたおかげで、私はとんでもない苦労を背負い込まずに済みました。
今では笑い話ですが、あの凍りついた空気は、一生忘れられません。
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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。
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