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「親の介護を押しつけられた私」→何も手伝わない兄夫婦を動かした『反撃の一言』

親の介護を押しつけられた私→何も手伝わない兄夫婦を動かした反撃の一言

全てを押しつけられる日々

親の介護が始まったのは、私が仕事と家庭の両立に奮闘している最中でした。

ある日、母が転倒して骨折し、介護が必要になったのです。

兄夫婦もいるのに、なぜか「近くに住んでいるから」という理由だけで私が介護の主担当に。

兄夫婦は車で1時間ほどの距離に住んでいるものの、ほとんど顔を見せません。

「仕事が忙しい」と言い訳し、手伝うどころか様子を聞く電話さえ稀でした。

私は一人で母の通院、買い物、身の回りの世話をこなす日々に疲れ果てていました。

助けを求めるも無関心な兄夫婦

どうしても限界を感じた私は、兄に連絡を入れました。ところが、帰ってきたのはこんな冷たい返事。

「こっちも仕事があるんだし、そっちのほうが融通が利くでしょ?」

そんなことを言われ、私は絶句しました。

私にも仕事があり、家族がいる。兄夫婦だって同じはずなのに、なぜ全て私に押しつけるのか。

怒りと悲しさがこみ上げる中、それでも私はもう一度お願いしましたが、兄夫婦はまるで他人事のような態度を変えませんでした。

ある一言で状況が変わる

そんなある日、私は限界を迎えました。疲労とストレスで体調を崩し、病院に運ばれたのです。

その際、医師から「このままだと倒れますよ」と厳しく言われ、ようやく気付きました。

「私が全部背負う必要はない」と。

病院の帰り道、私は兄に連絡をしました。

そしてこう言ったのです。

「今後、介護を全て私がやるなら、遺産は全額私が相続する形にするから。それが嫌なら、自分たちもちゃんと手伝って。」

兄は最初、冗談だと思ったようですが、私の本気の声色に気付きました。

その後、兄夫婦が相談した結果、「遺産」という現実的な話が引き金となったのか、週末ごとに手伝いに来るようになったのです。

手伝いを始めた兄夫婦の変化

最初は渋々だった兄夫婦も、母の介護に携わることで実情を知ったようです。

介護がどれほど大変で、どれほど私一人で負担を抱えていたかを実感したらしく、「今まで本当にごめん」と謝罪の言葉を口にしました。

それからは、お互いの都合をすり合わせながら協力する体制が整いました。

通院のスケジュールや家事の分担なども共有し、ようやく心に余裕が生まれたのです。

介護の現実と家族の絆

今回の経験を通じて、私は介護において「一人で抱え込まないこと」の重要性を学びました。

特に家族間での負担の分配は、早い段階でしっかり話し合うべきだと痛感しました。

また、兄夫婦との関係も改善しました。

もともとぎくしゃくしていた関係でしたが、介護を通じて話す機会が増え、お互いの大変さを理解し合えたことで少しずつ絆が深まったように思います。

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