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【グアムVSサイパン】旅行ならどっちがおすすめ?共通点や違いを解説!
海外のグアムとサイパンは、南国気分を味わえるリゾート地として、日本人から人気を集めています。グアムとサイパンはどこか似ているところも多く、どのような違いがあるのかわからない方もいるでしょう。
そこでこの記事では、グアムかサイパンのどちらに旅行するか迷っている方に向けて、17個の比較項目から共通点や違いなどを解説していきます。グアムかサイパンの違いは何か、どちらに旅行しようか悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
INDEX
グアムとサイパンの基本情報
グアムとサイパンは、どちらも島です。サイパンは、14の島から成る「北マリアナ諸島」を代表する島です。グアムは、北マリアナ諸島に含まれていません。
グアムとサイパンは、どちらもリゾート地として知られており、日本人に人気のある海外旅行先です。グアムとサイパンの間は非常に近く、飛行機で約45分の距離にあります。
また、日本からグアム・サイパンには飛行機で約3時間半で行くことができ、どちらも手頃なリゾートとして日本から多くの観光客が旅行しています。
グアムとサイパンは近い場所にあり、どちらもリゾート地なので、なにかと共通点が多くあります。しかし、共通点以外にも、観光地やショッピングなどで違いがあるんですよ。
グアムとサイパンの違いは?17個の項目で比較!
グアムとサイパンの違いを知るため、17個の項目で比較しました!
- 1.国
- 2.入国の方法
- 3.大きさ
- 4.気候・服装
- 5.飛行機
- 6.時差
- 7.旅行者数
- 8.ビーチ
- 9.プール
- 10.観光地
- 11.料理
- 12.物価
- 13.ショッピング
- 14.ホテル
- 15.レンタカー
- 16.治安
- 17.税金
1.国
グアムとサイパンは、どちらもアメリカに属しています!
厳密には、グアムはアメリカの準州で、サイパンは自治領になります。グアムはアメリカの自治属領で、カリフォルニア州の法に準じて生活しています。対して、サイパンやロタ島などを含む14の島から成る北マリアナ諸島は、アメリカの自治領(コモンウェルス)です。
少し複雑にはなるのですが、要するにグアムとサイパンの国はどちらもアメリカになります。
グアムとサイパンはどちらもアメリカに属するので、基本的にアメリカのルールや慣習に従うことになります。たとえば、お金は米国ドルを使用しますし、レストランやタクシーなどでチップを支払います。
グアムがアメリカの準州に至った経緯については、以下の記事でも詳しくまとめているので、気になる方はチェックしてみてください!
参考:なぜグアムはアメリカ領なの?歴史や文化、法律について紹介!
2.入国の方法

同じアメリカに属しているグアムとサイパンでは、入国方法もほとんど同じです。下記に、グアムおよびサイパンで、入国の際に必要になる主な内容をまとめました。
<グアム・サイパンの入国に必要なもの>
入国に必要なもの | 内容 |
パスポート | 入国時に45日以上の残存期間があると望ましい |
右のうちのいずれか1つ |
①米国ビザ |
税関申告書 | 税関申告書はオンライン化されている ・サイパン→こちら、グアム→こちら |
渡航同意書(英文) ※未成年渡航の場合 |
18歳未満の方が単独または片方の親同伴で渡航する場合、両親または同行しない親からの「渡航同意書」が必要(国際的な子どもの連れ去りや、親権訴訟中の片親による連れ去りを防ぐため)。 様式は自由だが、テンプレートを使うのがおすすめ。JTBが公開しているテンプレートはこちら。 |
2024年11月30日以降、条件を満たしている日本人の方は、グアム、およびサイパンを含む北マリアナ諸島についてはし「グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)」で渡航できるようになりました。以前まで必要であったI-736の書類は不要になります。
Guam-CNMI VWPとは、最大45日以内の滞在期間については、無料で発行できる電子渡航認証です。こちらを申請すれば、米国ビザおよびESTAでの申請は必要ありません。ESTAには21ドルの申請費用が発生するので、短期旅行者の方にとってはうれしい制度です。
Guam-CNMI VWPについては、航空機搭乗の7日前までに申請することが推奨されています。遅くとも、5日前までには取得しましょう。
※グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)はビザではないので、別途ビザでの発行が必要な状況では、米国ビザ等の発行が必要になります。
3.大きさ

グアムは、サイパンの約4倍の大きさがあります。
グアムの大きさは549km²で、日本の淡路島と近い大きさです。一方で、サイパンの大きさは約115km²で、北マリアナ諸島では最大の面積となっています。サイパンの大きさは、日本の小豆島とほぼ同じです。
どちらもコンパクトな島で、観光地やビーチ、ショッピングモールなどが集結していて、周遊しやすいのが魅力。どちらもレンタカーを借りるのが便利で、準州であるグアム・サイパンでは日本の免許証で運転できるのでおすすめです。
さらにグアムには、主要ショッピングモールやホテル、ビーチなどを周遊する観光客向けシャトルバス「赤いシャトルバス」が運行しています。乗り放題の券(1日券:12ドル~)を販売しており、慣れない海外の地で車を運転するのが怖い方は、グアムがおすすめですよ!
グアムの大きさや、島内巡りのおすすめコース、スポットに関する詳しい情報については以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください!
参考:グアムの大きさはどれくらい?島内巡りにおすすめのスポットも紹介!
4.気候・服装
© グアム政府観光局
グアムとサイパンは、気候の違いはほとんどありません。グアム・サイパンともに最高気温32度の海洋性亜熱帯気候です。また、グアム・サイパンともに平均気温は27度です。
一方で、雨季には少し違いがあります。グアムの雨季は6~10月、サイパンの雨季は4月中旬~10月初旬で、サイパンのほうが若干雨季が長くなっています。どちらも雨季には南国特有のスコールが突発的に降りますが、現地の方は傘をささないのが一般的ですよ♪
グアム | サイパン | |
最高気温 | 32度 | |
平均気温 | 27度 | |
雨季 | 6~10月 | 4月中旬~10月初旬 |
乾季 | 11~5月 | 10月中旬~4月初旬 |
グアム・サイパンともに、1年を通して夏の服装で問題ありません。ただし、ショッピングモールやレストランでは冷房がよく効いていて、屋内に入ると汗が冷えて寒く感じることがあります。屋内で冷えないように、すぐに羽織れるアウターをもっておくと心強いですよ!
グアムの天候や服装に関する詳しい情報については、以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください!
参考:グアムの天候はどう?乾季・雨季の違いや台風、温度・湿度など解説!
参考:グアムにぴったりな服装は?実際に渡航した筆者がおすすめの服装を紹介!
5.飛行機
2025年4月17日時点で、グアム・サイパンともに日本から直行便が出ています。サイパンへの直行便は成田からのみですが、グアムには成田・関西・中部の3つの空港から直行便が就航しています。
どちらも飛行時間は約3時間半です!どちらも気軽に行けるアメリカンリゾートとして、日本人に高い人気を誇っています。
日本からの直行便の本数については、グアムには週40本、サイパンには週3本と、サイパンよりもグアムのほうが直行便の本数は多くなっています。
さらに、直行便の往復料金で見ると、グアムは45,820円~、サイパンは82,828円~と、グアムのほうが圧倒的に安くなっています。このように、直行便で見るとグアムに軍配が上がります。
グアム | サイパン | |
直行便が出ている空港 | 成田・関西・中部 | 成田 |
直行便の本数 |
成田:週28本(毎日4本) 関西:週7本(毎日1本) 中部:週5本 |
成田:週3本 |
直行便の航空会社 |
成田:ユナイテッド航空・JAL 関西:ユナイテッド航空 中部:ユナイテッド航空 |
成田:ユナイテッド航空 |
直行便の料金 | ユナイテッド航空:往復45,820円~ JAL:往復57,920円~ |
ユナイテッド航空:往復82,828円~ |
※2025年4月17日時点の情報をもとに作成
2025年7月18日から、関西~グアムで、韓国の格安航空券会社・ティーウェイ航空の就航が決まりました。今後、ますます安い料金で、グアム旅行を楽しめるようになるでしょう。
6.時差
日本とグアム・サイパンとの時差は、どちらも1時間です!どちらも、日本より1時間進んでいます。
グアム・サイパンともに時差がほとんどないので、時差が苦手な方にもおすすめの旅行先です。時差ボケで体に負担をかけることなく、気軽に海外旅行を楽しめます!
参考:グアムと日本の時差はわずか1時間!標準時やフライト時間なども解説!
7.旅行者数

© グアム政府観光局
グアムとサイパンの人気度合いを知るために、それぞれの日本人来島者数を紹介しましょう。
グアム政府観光局およびマリアナ政府観光局の資料によると、2024年の日本人来島者数は、グアムが約20.8万人であるのに対し、サイパンやテニアン、ロタなどを含むマリアナ諸島へは12,625人でした。
この数字からわかるように、サイパンよりもグアムのほうが、日本人から高い人気を誇っていることがわかります。
もちろん、数字だけで2つのリゾート地の良し悪しを決めることはできませんが、ほとんど同じ飛行時間でありながら、グアムに訪れる日本人のほうが多いようですね。
※出典 Guam Visitors Bureau『December 2024 Arrival Summary』、Marianas Visitors Authority『Commonwealth of the Northern Mariana Islands』
8.ビーチ
▲グアムのタモンビーチ
グアムよりもサイパンのほうが海の透明度が高いと言われていますが、どちらも十分に透き通った綺麗さを誇っています。あえて違いを挙げるなら、グアムは観光客用に整備されたビーチで、サイパンは自然派のビーチといえます。
グアムは海外から旅行者が多く訪れるだけあって、レストランやレンタルショップ、フォトスポットなどが充実しています。観光客にとって利便性の高い施設が揃っているので、ストレスなく楽しめるのがグアムのビーチの魅力です。
▲グアムの人気ビーチ・イパオビーチのフォトスポット(© グアム政府観光局)
一方でサイパンは、自然がそのまま残った海という印象。あまり手を着けられておらず、広く続く真っ白な白い砂浜の中で、ありのままの自然に囲まれながらサイパンの海をのんびりと楽しめます。
▲サイパンを代表するビーチ・マイクロビーチ
主要ビーチ | |
グアム |
|
サイパン |
|
グアム・サイパンのどちらを選んでも、美しい海やビーチを楽しめますよ!
参考:グアムといえば海!おすすめビーチ12選や時期など紹介♪
9.プール

リゾート地といえば、ビーチだけでなくプールも重要です!基本的に、観光客はリゾートホテルに併設されたプールを利用することになります。
プールでいえば、グアムとサイパンでそれほど違いはありません。どちらのホテルにも魅力的なプールが併設されており、宿泊者はもちろん、プールによっては宿泊者以外の方も1日券などを購入して楽しむことが可能です。
プールもホテルによって特徴があり、例えば海の水平線と平行にして作れれているインフィニティプールや、大人から子どもまで楽しめるプールが揃っている施設など、ホテルによっても特色があります。グアム、サイパンのどちらにも魅力的なプールが多くあります。
中でも、リゾート地でとりわけ注目されるプールの施設といえば「ウォーターパーク」です。広大な敷地の中で、ウォーターパークはもちろん、ウォータースライダーやマリンアクティビティなど多彩な楽しみ方ができます。
グアム、サイパンでウォーターパークといえば、それぞれ次のホテルが挙げられます。
ウォーターパーク | |
グアム | |
サイパン |


上記ウォーターパークは、すべて広大な敷地の施設であり、遊び方も多様に揃っているので1日遊ぶこことも可能です。
特に子連れの方や、海だけでなくプールでも遊んでみたいという方は、ぜひグアム・サイパンでウォーターパーク付きのホテルに宿泊することをおすすめします(宿泊者以外も、1日券を購入すれば利用可能です)。
10.観光地
▲サイパンのマニャガハ島
特徴を一言で表せば、グアムの観光地は近代的、サイパンは自然的だといえます。
グアムの観光地といえば、海抜123メートルの高台からタモン湾を一望できる「恋人岬」や、パラセーリングやバナナボートなどを楽しめる離島「ココス島」などが人気です。また、グアム最大の繁華街「タモン」にはショッピングモールやレストランなどが多数揃っており、現代らしい観光を堪能できるのがグアムの魅力。
▲グアムの「恋人岬」(© グアム政府観光局)
一方でサイパンは、観光地であっても喧噪はなく、自然色豊かなのが魅力。サイパン最大の人気ビーチがある離島「マニャガハ島」や、サイパンでもっとも美しい景色を見られる石灰岩の小さな無人島「イスレタ・マイゴ・ファハン(旧バード・アイランド)」などが人気です。
主要観光地 | |
グアム | |
サイパン |
|
ただし、グアムにもありのままの自然を楽しめる場所はあり、サイパンにもマリンスポーツのような近代的なアクティビティに挑戦できます。そのため、一概には言えませんが、観光をメインに楽しみたい方にはグアム、ありのままの自然を楽しみたい方にはサイパンがおすすめです。
グアムのおすすめ観光地については、何度も渡航している筆者が以下の記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
参考:グアムのおすすめ観光地15選!人気スポットをアクセス方法とあわせて紹介♪
11.料理
海外旅行の楽しみの1つといえば料理でしょう。実は、グアムとサイパンではグルメが非常に似ています。
まず、先述のとおりグアムとサイパンはどちらもアメリカの自治領なので、アメリカらしい料理の数々を楽しめます!ステーキやBBQレストラン、ハンバーガーなど、アメリカンな料理を提供するレストランが多くあるので、ボリュームたっぷりの料理を味わってぜひアメリカらしい体験をしてみてほしいものです♪
また、グアム・サイパンには、古くから親しまれている郷土料理「チャモロ料理」があります。グアムとサイパンの先住民族、チャモロ人から受け継がれてきた料理で、今もチャモロ料理はローカルや観光客にも親しまれています。

▲チャモロ料理のイメージ
チャモロ料理といえば、赤い見た目だけど全然辛くない「レッドライス」や、メイン食材と玉ねぎを、レモンや酢など味付けした前菜として人気の「ケラグエン」など、豊富なチャモロ料理の数々があります。また、チャモロ料理には、醤油や酢に、みじん切りした玉ねぎや唐辛子などを加えた調味料「フィナデニソース」も欠かせません。
何度もチャモロ料理を食べたことがある筆者ですが、日本人にも馴染みやすい味わいです。グアム・サイパンにはどちらもチャモロ料理を提供するレストランが多くあるので、旅行の際は、ぜひチャモロ料理を体験してみてくださいね♪
チャモロ料理の概要や代表的なメニューについては、以下の記事で詳しくまとめているので、あわせて参考にしてみてください!
参考:グアムのチャモロ料理とは?代表的な料理や人気レストランを紹介♪
12.物価
グアムとサイパンの物価に、大きな違いはありません。ホテル代やツアー代、飛行機代などの料金は、グアムとサイパンで同程度です。
どちらも米国ドルを使うので、通貨は同じです。物価のみで、グアムかサイパンのどちらに行くか決める必要はありませんね。
13.ショッピング

ショッピングは、サイパンよりもグアムのほうが充実しています。
グアムとサイパンのどちらにも、高級ブランドのコスメやアパレルなどが揃う「T ギャラリア by DFS」があります。免税店も多く入っており、ブランド品を安く手に入れたい観光客に人気のショッピングモールとなっています。
▲Tギャラリア グアム by DFS(© グアム政府観光局)
ほかにもグアムは、観光客の人気エリア・タモンには、ショッピングセンターの「ザ・プラザ」やセレクトショップの「JPスーパーストア」があります。
タモンから車で10分圏内には、観光客に人気のショッピングモール「マイクロネシアモール」や、アウトレットモールの「グアム・プレミア・アウトレット」が揃っています。
グアムの主要ショッピングモールには、観光客向けのバス「赤いシャトルバス」が運行しており、車がなくても行けるので便利ですよ!
サイパンは、中心街のガラパンにショッピングスポットが集中しています。特に、ローカルに人気のスーパー「ジョーテン・ハファダイ・ショッピング・センター」や、お土産を取り扱う「アイ・ラブ・サイパン」などは、観光客にも高い人気を誇っています。
主要なショッピングスポット | |
グアム |
|
サイパン |
|
グアムのほうがショッピングスポットが多くあるので、ビーチやマリンスポーツに加えて、ショッピングも楽しみたい方にはグアムがおすすめです!
参考:グアムのおすすめショッピング7選!実際に渡航した筆者が厳選
14.ホテル

ホテルの特徴については、グアム・サイパンどちらも大きな差はありません。
グアムとサイパンのどちらもオーシャンビューのホテルが多く、またホテルによっては、敷地内に広大なプールを併設しています。また、海に面したホテルであれば、ホテルからそのまま海に出て、綺麗な海で遊泳したり、マリンアクティビティを楽しんだりできます。
ホテルの料金でも、グアムとサイパンはほとんど変わりありません。例えば、グアムとサイパンにはどちらも、IHGのホテルブランド、クラウンプラザのホテルがありますが、2025年4月時点で調べたところ、ホテルの料金は同程度でした(どちらも、おおむね1泊2万3、4,000円程度~)。
グアム・サイパンともに、ハワイと比べても約20~30%程度安い宿泊料金となっています。
ただ、主要ホテルの数でいえばグアムのほうが多くあります。2025年4月時点で楽天トラベルで表示されるホテルを調べたところ、グアムが25件で、サイパンが9件でした。どちらの島もホテルの特徴は似ていますが、リゾートホテルの選択肢を広げたいという方はグアムのほうがよいでしょう。
グアムのホテルについては「グアムのホテルランキング9選!ホテル選びのポイントも解説♪」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください!
主要ホテル | |
グアム | |
サイパン |
|
15.レンタカー

特に日本人の方にとって、海外で運転するとなると怖く感じるでしょう。しかし、グアム・サイパンともに、レンタカーで非常に運転しやすい場所になっています。
日本とは異なり左ハンドル、右車線での運転ですが、日本と異なり歩行者や自転車などが少なく、道も全体的に広めで単調な道も多いので、ある意味グアム・サイパンともに日本よりも運転しやすくなっています。
さらに、グアム・サイパンともに、21歳以上で滞在期間が30日以内に限り、日本の運転免許証で運転できます。条件を満たせば、国際免許証は必要ありません。
グアム・サイパンともに公共の交通機関やタクシーなどを使えば観光やショッピングなどを楽しむことは可能ですが、どちらの島も車社会であり、レンタカーがあると行動の範囲や旅行の幅が大きく広がります。
以下はグアムでのレンタカーに関する記事ですが、サイパンでもほとんど同様の交通ツールが適用されているので、グアム・サイパンでレンタカーでの運転ルールや注意点などを知りたい方は、あわせて参考にしてみてください。
参考:グアム旅行にはレンタカーがぴったり!予約方法や運転ルールを紹介♪
16.治安
グアムとサイパンの治安に違いはなく、どちらも比較的安全です。現在、外務省の海外安全ホームページでは、グアムとサイパン(北マリアナ諸島)のどちらにも危険情報は出ていません。
しかし、いくら安全といってもグアムとサイパンは海外。人気のいない場所に出たり、無防備に貴重品を持ち歩いたりするのは危険です。グアムやサイパンは繁華街から離れると人気がない場所も多く、特に夜には街灯が少なくて暗く、不気味な怖さがあります。
人気のいない場所には行かない、夜に移動する時はなるべくタクシーを使うなど、グアム・サイパン旅行では細心の注意を払うようにしてくださいね。何度もグアムに渡航している筆者が、グアムの治安について以下記事でまとめているので、あわせて参考にしてみてください。
参考:グアムの治安はどう?実際に渡航した筆者が注意点を解説♪
17.税金
グアムとサイパンには、どちらも州税(消費税)と関税がかかりません※。そのため、どちらも島内が免税店のような状態になっており、ブランド品も安く手に入れられるのが魅力です。
ただし、グアム・サイパンで20万円を超える買い物をした場合は、20万円以内に収まらない品物が課税されるので注意してくださいね!
グアムとサイパンで、税金に違いがあるのは宿泊税です。宿泊税とは、ホテルやコンドミニアムなどの宿泊施設で宿泊した時に納める税金です。グアムの宿泊税は11%ですが、サイパンは15%です。グアムのほうが、サイパンよりも宿泊税が安くなっています。
グアム | サイパン | |
州税(消費税) | なし | |
関税 | なし | |
宿泊税 | 11% | 15% |
※グアムは、店舗によって6%の売上税(GRT)を課す場合があります
結局、グアムとサイパンはどっちがおすすめなの?
ここまで読むと「じゃあ、グアムとサイパンはどっちがおすすめなの?」と疑問をもつ方もいるでしょう。
まず、グアムとサイパンは共通した点が多く、まずはグアムとサイパンで共通しておすすめの方を紹介します。
<グアム・サイパンが共通しておすすめな人>
- ・小さなお子様を連れたご家族の方(飛行時間が約3時間半、時差が1時間なので)
- ・多忙な社会人だけど、4日ぐらいの連休を使って海外旅行をしたい方
- ・時差ボケに弱い方(どちらも時差はたったの1時間)
- ・なるべく費用を抑えて海外リゾートライフを満喫したい方(ハワイに比べるとどちらも安い)
- ・忙しなく過ごすよりも、ゆったりとしたリゾートライフを過ごしたい方(ハワイほどの都市として発達していないが、ゆったりとした時間を過ごす方にはぴったり)
そのうえで、グアムとサイパンでそれぞれおすすめの方を紹介します。
おすすめの人 | |
グアム |
|
サイパン |
|
まとめ:目的や予算でグアムかサイパンを選ぼう!
グアムとサイパンの違いについて、17個の項目から比較しました。
あえて筆者の主観を述べるのであれば、ビーチや観光地に加え、ショッピングスポットや飛行便の多さなどでグアムのほうが魅力が多いように感じます。王道の海外リゾート地を求める方はグアムがおすすめですが、海外旅行に慣れている方はあえてサイパンに行くのも楽しいでしょう。

小川 遼
GLAMのトラベルライター。趣味は国内・海外旅行で、時には仕事をしながら旅行することも。国内・海外を問わず多くの旅先を訪れており、豊富な旅行経験をもつ。特にグアムには何度も渡航経験があり、現地のイベントやホテルなどを取材。グアムの魅力を細部まで知り尽くしている。現地での豊富な体験や取材を基に、旅行者に役立つグアムの魅力をお届けします。写真は、2024年にグアムのランニングイベント「ココロードレース2024」に参加した時のものです。
小川 遼の全ての記事を見る
https://www.glam.jp/authors/ryo_ogawa/Feature
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