※2023年5月24日〜25日未明に通過した大型で強い台風2号（マーワー）により、被害を被られた方々に謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご復興を祈念致します。
恋人岬はグアムの定番観光スポットであり、グアム屈指の景勝地でもあります。グアム観光客の多くは、この恋人岬に訪れます。恋人岬とはどのような観光スポットで、どのようなことができるのでしょうか？
この記事では、実際にグアムの恋人岬に訪れた筆者が、恋人岬の特徴やフォトスポット、行き方などを詳しく解説します。恋人岬がどのようなところか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください！
目次
恋人岬ってどのようなところ？
グアム観光で必ずと言っていいほど名前が出る「恋人岬」。恋人岬はどのような場所なのか、次から詳しく紹介します。
恋人岬はグアムの定番観光スポット
© グアム政府観光局
恋人岬はタモン湾北部にある岬です。恋人岬はグアムのシンボルとして島旗にも描かれているほどであり、グアム観光に訪れるのであれば、必ずと行っていいほど観光客が訪れる場所です。
グアムの観光客が多く訪れる恋人岬には、日本語を含む多言語に対応した案内板や、お土産を取り扱うギフトショップがあります。また、グアムの中心地・タモンからはバスが出ているためアクセスしやすく、グアム観光の定番スポットとして高い人気を誇っています。
海抜123mから絶景を堪能できる
© グアム政府観光局
恋人岬は、グアム屈指の景勝地です。海抜123メートルの高さの高台からは、グアムの美しい紺碧の海・タモン湾を望めます。
高台にある恋人岬の展望台は岬から突き出るように位置しており、パノラマビューを楽しめます。海抜123メートルの高さから、タモン湾をはじめイパオ岬からオロテ岬まで圧倒的な景色に、思わず息を飲んでしまうでしょう。
© グアム政府観光局
高台から、グアムの美しい大パノラマをぜひカメラに収めてみてください。
恋のパワースポットで人気
© グアム政府観光局
グアムの恋人岬は、その名からもわかるように、恋のパワースポットとしても有名な場所です。恋人の愛が永遠に成就する場所として、カップルや夫婦に人気があります。後ほど詳しく紹介する「ハートロックウォール」や「恋人たちの鐘」で、2人の愛を深めましょう♪
ところで、なぜグアムの恋人岬は、恋のパワースポットとして知られているのでしょうか？その理由は、恋人岬にまつまる悲しい恋の伝説が関係します。
恋人岬にまつわる悲恋の伝説
恋人岬が恋のパワースポットとなった背景には、スペイン統治時代の悲しい愛の伝説が関係しています。
スペイン統治時代、父親がスペイン人貴族、母親がチャモロ族酋長の娘である、美しいチャモロの女性がいました。この家族は広大な土地をもっており、スペイン人・チャモロ人の両方から高く評価されていました。
父親は、この美しいチャモロの娘と、スペイン提督との結婚を考えます。それに取り乱した娘は、グアム北部の海岸まで逃亡します。そこで、つつましく、優しいチャモロ人の男性と出会い、恋に落ちました。
父親は2人の恋愛を知ると激怒。別れるように要求しますが娘は拒み、その日の夕暮れ時に、同じ海岸の場所で恋に落ちたチャモロ人男性とこっそりと出会います。父親とスペイン提督、スペイン兵がこの2人を海岸の崖まで追い詰めます。
2人の恋人は長い髪をくくり、最後のキスをしたあと、ともに崖から海に飛び込んでしまいました。この悲愛の伝説から、恋人岬は永遠の愛を象徴する場所であり、恋のパワースポットとして知られるようになります。
恋人岬の恋愛パワースポットはここ！
カップルや新婚夫婦で訪れるなら、恋人岬のパワースポットには触れておきたいもの！恋人岬のパワースポットである「ハートロックウォール」と「恋人たちの鐘」を紹介します
ハートロックウォール
恋人岬の1つめのパワースポットが「ハートロックウォール」です。ハート形の南京錠をハートロックウォールに取り付けることで、恋人や夫婦は永遠に結ばれるというジンクスがあります。
実はこのハートロックウォール、世界的に行われている「Rock Your Love」という習慣にならっているものです。公共の観光スポットに南京錠やラゲージタグをつけ、カップルや夫婦が永遠の愛を願ったり約束したりするメッセージを書く、という習慣です。
ハートロックウォールの南京錠は、恋人岬にあるギフトショップから購入できます。カップルや夫婦は、ぜひ南京錠に2人の想いを込めて取り付けてみてくださいね♪
恋人たちの鐘
恋人岬には「恋人たちの鐘」が飾られており、カップルや夫婦で鳴らすと幸せになると言われています。
実は恋人たちの鐘は、静岡県伊豆市土肥町から贈られた「銀の鐘（幸せの鐘）」です。グアムの恋人岬は、伊豆市の「恋人岬」と姉妹岬提携していることでも有名です。伊豆市には「金の鐘」、グアムには「銀の鐘」となっています。
この鐘をカップルや夫婦で3回鳴らすと、幸福が訪れるというジンクスがあります。カップルや夫婦で恋人岬に訪れる方は、鐘を一緒に鳴らしてみてくださいね♪
恋人岬でおすすめのフォトスポット♪
グアム屈指の観光地であり、景勝地である恋人岬は、写真撮影にもぴったりです♪SNS映えする、恋人岬のおすすめフォトスポットを3つ紹介します。
ハートロックウォール
© グアム政府観光局
ハートロックウォールは、恋のパワースポットだけでなく、フォトスポットとしてもおすすめ！壁一面には多色のハート型南京錠が取り付けされており、SNS映えすること間違いなしです♪
ぜひ青い空をバックに、ハートロックウォールをカメラに収めてみてください。
TWO LOVERS POINTの芝生
© グアム政府観光局
ハートロックウォールと同じく、SNS映えする場所といえば「TWO LOVERS POINTの芝生」です。恋人岬には、上の画像のように「TWO LOVERS POINT」という文字が作られている撮影スポットがあります。
このスポットで撮影すれば、恋人岬に行ったことが一目でわかります。ぜひ、TWO LOVERS POINTの前方にある赤いハートの中に入って、写真を撮ってみてくださいね！
展望台
言わずもがな、展望台は恋人岬の必須フォトスポットです！特におすすめしたいのが、夕日が沈むタモン湾の景色です。日中のタモン湾もまた水平線がはっきりと映って美しいのですが、サンセットのタモン湾もまた幻想的な空間を映し出します。
恋人岬に来たからには、ぜひ展望台からすてきな写真を撮影してみてくださいね♪
恋人岬のギフトショップでお土産を買おう！
画像出典：グアム政府観光局
恋人岬にはギフトショップがあります。グアムメイドの商品や、お土産の代表ブランド「アイ・ラブ・グアム（I LOVE GUAM）」のアイテムなどが揃っています。
特に、展望台からの眺めが描いてあるポストカードがお土産として人気です。ギフトショップで切手を貼り、そのまま自宅へ郵送もできますよ♪
ギフトショップで買えるハートロックウォールの南京錠には「Two Lovers Point Guam」という文字が印字されています。そのため、ハートロックウォールに取り付けるだけでなく、お土産にするのもおすすめです！
家族や友人に渡しやすいお土産が多く揃っており、恋人岬に訪れた際は、ぜひギフトショップにも足を運んでみてくださいね♪
恋人岬のオプショナルツアー
恋人岬にかかわるオプショナルツアーを2つ紹介します。
ジェットスキー
画像出典：Joe's Jet Ski
グアムの人気マリンアクティビティの1つであるジェットスキー。日本なら免許がいるジェットスキーですが、グアムでは免許不要で操縦できます。
ジェットスキーの中でも人気なのが、この恋人岬を通るコースです。恋人岬の崖下の海から、壮大な景色を楽しめます。
ジェットスキーは1台1人乗りまたは2人乗りで、カップルや夫婦が同乗して、走行を楽しめます。さらに、ジェットスキーから写真を撮ることもでき、SNS映えすること間違いなしです♪
恋人岬を巡るジェットスキーのツアーといえば、催行会社のJoe's Jet Skiがおすすめ！経験豊富なインストラクターが同行してくれるため、これまでジェットスキーに乗ったことのない方でも安心して操縦を体験できます。
セスナ
※画像はイメージ
空を飛行できるセスナも、グアムの人気アクティビティの1つです。セスナとは軽飛行機のことで、グアムでは免許がなくても飛行できます。セスナの飛行コースの中に恋人岬の上空を巡るルートがあり、壮大な恋人岬を上空から一望できます♪
グアムのセスナ飛行といえば、トレンドベクターエビエーション インターナショナルです。この催行会社のセスナ飛行には「恋人岬コース」があり、グアム国際空港の大きな滑走路を飛び立ち、ショッピングモールのマイクロネシアモールの上空を通ったあと、恋人岬へ向かいます。
グアムでセスナ飛行を体験してみたい方は、ぜひ予約してみてくださいね！
恋人岬の基本情報
次から、恋人岬の基本情報を紹介します。
場所
恋人岬はタモン湾の北部に位置しています。タモン中心部からは4kmほどの距離にあり、アクセスがよいのも恋人岬の魅力の1つです。
営業時間
2023年6月27日時点、恋人岬の営業時間は午前10時～午後7時までで、年中無休です。最新の営業時間は公式HPからご確認ください。
入場料
恋人岬への入場は無料ですが、展望台へ入るには1人3ドル（6歳以下の子どもは無料）がかかります。無料駐車場が備え付けられています。
▲恋人岬の無料駐車場
所要時間
所要時間の目安は、ゆっくり回っても30～40分程度です。そこまで広い場所ではないため、短時間で観光を楽しめます。
連絡先
- ・電話：(671) 647-4107
- ・お問い合わせフォーム：こちら
恋人岬への行き方
恋人岬へ行く方法は、主に「赤いシャトルバス」「タクシー」「レンタカー」の3つです。グアムの中心地・タモンから恋人岬へ行く方法を紹介します。
赤いシャトルバス
| ※2023年12月14日、恋人岬シャトルは運休しています。タクシーやレンタカーで恋人岬にアクセスできます。 |
グアムでは、観光地やホテル、ショッピングモールなどの主要地を運行する「赤いシャトルバス」が運行しています。赤いシャトルバスにはいくつかのルートがあり、その中でも恋人岬に行くには「恋人岬シャトル」を利用します。
※画像出典：赤いシャトルバス
タモン中心地である「Tギャラリア」から発車し「JPスーパーストア」「デュシットビーチ／ザ・プラザ（最終便のみ停車）」「マイクロネシアモール」を経由して、恋人岬でまで運行しています。また、この運行ルートの帰りは、恋人岬からTギャラリアまでバスが直行しています。
2023年6月27日時点、恋人岬シャトルバスは1日に6便の運行です。所要時間は、行きでTギャラリアから恋人岬まで約27分、帰りは恋人岬からTギャラリアまで約10分となっています。
恋人岬シャトルの運賃は、片道5ドルです。また、恋人岬の展望台料金3ドルを含む、バスの往復を12ドルで販売しています（往復チケットを購入すると1ドルお得になります）。
なお、赤いシャトルバスは、1日券を10ドルで販売しています。恋人岬までの片道料金が5ドルなので、恋人岬を含めて赤いシャトルバスに3回以上乗車する方は、1日券を購入するほうがお得です！
※台風の影響により、営業時間・運営に変更が生じている可能性がございます。事前に営業時間をご確認されることをおすすめします。
タクシー
※画像はイメージ
バスの時間を気にせずに恋人岬に行きたい、複数人で行くので割り勘したほうが安いという場合は、タクシーを使うのがおすすめです！恋人岬はタモン市街から4km程のところにあるため、基本料金+距離料金+チップで、タクシーの乗車料金目安は片道約15ドル（執筆時点のレートで約2,157円）です。
なお、日本と異なり、グアムには流しのタクシーがありません。ホテルや空港などで事前にタクシーを予約してから、乗車するようにしましょう。
レンタカー
© グアム政府観光局
グアムでレンタカーを借りて運転する方は、自分で運転して恋人岬まで行く方法もあります。恋人岬は無料の駐車場があり、タモンからの道は単調で広めの道なので、簡単に行くことができます。
グアムでは、21歳以上の方であれば、日本の運転免許証でレンタカーが運転可能です。国際運転免許証を用意する必要がないため、海外で運転してみたいという方は、ぜひレンタカーを借りてみてください♪
参考：グアム旅行にはレンタカーがぴったり！予約方法や運転ルールを紹介♪
まとめ：グアムに行くならぜひ恋人岬へ！
恋人岬はグアム観光の定番スポットであり、グアム屈指の景勝地です。海抜123メートルの展望台からは、美しいタモン湾を望めます。
恋人岬は恋愛のパワースポットであり、ハートロックウォールでハート型の南京錠を取り付けたり、恋人たちの鐘で一緒に鐘を鳴らしたりすることで、永遠の愛を成就できると言われています。ぜひ、カップルや夫婦で、恋人岬に訪れてみてくださいね♪
