英人気デザイナーのジョナサン・サンダース(Jonathan Saunders)が、自身の名を冠したラベルのクリエイティブディレクターを“個人的な理由”により降板し、同ラベルが消えることになった。
ジョナサンは、今年1月にインドの資産家で投資家のエイーシャ・バーティ・パスリカ(Eiesha Bharti Pasricha)の出資を得て、ビジネスパートナーシップを立ち上げたが、同社の声明によると、ジョナサンとエイーシャは現在のジョナサンのラベルの生産中止を共同で決定したという。
「大いに悩んだ末の決断だが、自分のチームにはこれまで一生懸命努めてくれた、その献身に感謝している」というジョナサンの言葉を、ファッション業界紙WWDは引用している。
「この一年間、エイーシャは素晴らしいビジネスパートナーであったばかりでなく、友人としても大きなサポートをしてくれて、わたしたちの友情に変わりはない。ファション産業におけるわたしのたくさんの友人たちには、感謝の言葉を送り、わたしの今後のプロジェクトにおいて、また一緒に仕事をすることを楽しみにしていることを、この機会を借りてお伝えします」
エイーシャが、ジョナサンのブランドに参加した際には、“将来的な成長”を目指して“次なる段階”にラベルを発展させることが謳われていた。
「現在もっとも才能のある英国デザイナーのひとりをサポートした経験はまったく喜ばしいものでした。今回のパートナーシップ解消は苦渋の決断でしたが、今後のジョナサンの活躍を祈念しています」と、エイーシャのほうは語っている。
今年7月に、ジョナサンのラベルの初めてのCEO(最高経営責任者)として迎えられたルパート・マウンセル(Rupert Maunsell)のコメントはまだ得られていない。
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