GLAM Editorial

2015.10.14(Wed)

ジョニー・デップ、アカデミー賞は「ノミネートだけで十分」と受賞レースには興味なし!

ジョニー・デップ

 俳優のジョニー・デップ(Johnny Depp, 52)が、アカデミー賞はノミネートだけで十分だと語り、受賞には全く興味がないと明かした。

 ジョニーは現在、実在した悪名高いギャング、ジェームズ・「ホワイティ」・バルガー(James 'Whitey' Bulger)に扮する『ブラック・スキャンダル』のプロモーションを展開している。ホワイティは2011年にロサンゼルスのサンタモニカ地区で逮捕されるまで、16年間も逃亡生活を送っていた。

 ジョニーは同役で高い評価を得ており、すでに来年のオスカーの呼び声も高まっている。しかし本人は何の興味もないようだ。

 「そういう賞をもらいたいとは思わないね」とジョニーは11日に英国映画協会(BFI)主催のロンドン映画祭で行われた最新作『ブラック・スキャンダル』のプレミア会場で英BBCのラジオ番組「Newsbeat」に語った。「あまり話したくもない。ノミネートされたことが数回あるけど、1回でもたくさんだよ」

 ジョニーは2004年の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』、翌年の『ネヴァーランド』、2008年の『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』の3作でオスカーにノミネートされた。その後も『ツーリスト』と『アリス・イン・ワンダーランド』の2作で2011年にゴールデン・グローブ賞にノミネートされている。しかし観客が本当に興奮したのは、『ブラック・スキャンダル』で見せた演技だった。このため、同作をジョニーのカムバック作と見る向きも多いが、ジョニー自身はそうした見方を払いのけている。

 「何からカムバックしたんだい? 生き返ったとでも?」とジョニーは笑った。「他の映画と何か違うことをしたわけじゃないよ」

 ジョニーはこうした世間の受け止め方を理由に、ギャングのボスに扮した演技に対する評価を聞き流している。俳優同士のライバル心をあおるハリウッドの側面は好きになれず、授賞式には何の興味も感じないと明かした。

 「賞をもらうということは、誰かと競争しているということを意味する。でも僕は誰かと競争しているつもりはないよ」とジョニーは説明した。「自分の仕事に集中して、やりたいことをやるだけだよ。それが認められないこともあるけど、それはそれで構わないさ」

(C) Cover Media

※写真と記事は必ずしも関連するとは限りません。

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